退職理由は人によって様々ですが、集計するとある傾向が見えてきます。

実は多くの人が本音と建前を使い分けているため、面接官には本当の理由が明かされていないことも珍しくありません。

そこで今回は実際に本音と建前の差はどれだけあるのかを転職エージェントが調査し、ランキング形式にまとめました。

合わせて面接官に好印象を与える伝え方も紹介しています。

女性が使える退職理由をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

退職理由の本音ランキング

時間とお金

退職理由の本音と建前には差があるので、本音のランキングを元に多く使われる建前を比較していきます。

ちなみに参考にしたデータは、厚生労働省が発表した「2019年雇用動向調査結果」によるものです。

ここでは転職した女性のみの結果に着目し、「その他」の選択肢はランキングから除いています。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

厚生労働省 2019年雇用動向調査結果

第1位:職場の人間関係がよくなかった

人間関係

 

上司・部下・同僚との人間関係に悩んだ末退職に至るケースは、最も多い理由に選ばれました。

特に立場が上である上司に対して、セクハラやパワハラに悩む女性が多いです。

また日頃からコミュニケーションが少なく相談しにくかったり、個人主義の職場に孤独を感じたとのことでした。

【建前】スキルアップ

長い道のり

一方建前の理由として多く使われているのは「スキルアップのため」です。

人間関係の問題は詳細がわかりにくく、応募先企業にマイナスな印象を与えやすいので面接では避ける傾向にあります。

限られた面接時間でネガティブな内容の退職理由に時間を割くよりも、簡潔に前向きな理由で終わらせる方が多いです。

【好印象な伝え方】ポジティブな理由に変換する

文字の入った手

ネガティブな内容は、視点を変えてポジティブな内容にすると好印象を与えられます。

例えば「チームで協力して仕事の成果を出したい」というように、人間関係の問題をプラスに変えることも可能です。

人間関係を大切にする前向きな気持ちをアピールできるでしょう。

第2位:労働時間や休日等の待遇面がよくなかった

時間に追われる様子

残業時間が多かったり休日が取りにくい環境で、仕事のモチベーションが維持できずに退職したケースです。

入社時に聞いていた内容と実際の状況にギャップを感じ、どんどん辛くなっていったという声が多く出ていました。

最悪の場合体調不良に至る場合もあり、心身ともに危険を感じて退職へと至る傾向にあります。

建前でも待遇面の不満は上位

仕事中のブレイクタイム

待遇面の不満は建前の理由でも使われる頻度が高い傾向です。

このことからワークライフバランスを重要視する労働者が多いことがわかります。

特に女性は生活状況が変化しやすいので、勤務時間の柔軟な対応が求められている傾向です。

【好印象な伝え方】本音と建前はできるだけ近い内容にする

噛み合う歯車

全てを明かす必要はありませんが、退職理由の本音と建前はできるだけ近い内容にするのがおすすめです。

嘘の理由を作ってしまうと、本来重要視していることが採用担当者に伝わりません。

そのため希望の会社に転職できても、後から実際の業務でギャップを感じるリスクがあり自分のためにもよくないでしょう。

第3位:契約期間満了のため

契約書類

契約社員や派遣社員の場合は「契約期間満了のため」という理由が多いです。

また期間満了時に会社側から更新を打診され、断った場合でもこの理由が適用されていることには着目すべきでしょう。

表面上ではわからない会社への不満があるケースも少なくありません。

しかし理由上はマイナスイメージになる要素がないので、面接時もこのまま話して差し支えないでしょう。

合わせて今までの経験を活かして新しい挑戦をしたいという向上心をアピールすると、好印象に繋がります。

第4位:給与が少なかった

本物のお金

労働時間とは別に、給与の面で不満を持っている方も多いです。

一見給料が平均的でも、実際は残業しなければ生活が厳しい状況で体力的に辛くなったというケースも出ていました。

中には残業代すら出さない会社もあり、転職時は基本給を上げたいと思う傾向が強いです。

【建前】キャリアアップのため

たくさんのお金

一方建前の理由としてよく使われているのが「キャリアアップのため」です。

仕事の幅を広げたいという前向きな意欲を伝えることができ、志望動機にも繋がります。

またキャリアアップして給料を上げたいという気持ちも、同時にアピールできるでしょう。

【好印象な伝え方】婉曲な表現にする

小さなお金

給与の問題は直接的な表現を避け、「若手でも活躍できる環境で働きたい」というように婉曲に表現するのがおすすめです。

給与が低いという理由は、採用側から「うちの会社も同じ理由で辞めてしまうのでは」と不安に捉えられかねません。

前職の批判をするのではなく、今までの自分の実績から応募先の企業で活躍できることをアピールしましょう。

 

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第5位:会社都合のため

辞めていく人たち

一般的に会社の経営不振や倒産などが原因で解雇された場合の「会社都合」という理由が、一定数存在します。

このようなケースは本人の問題ではないので、マイナスイメージとはなりません。

解雇に至った会社の経営状況などを説明すれば、次の仕事をするうえで支障はないと判断してもらえるでしょう。

他の理由と同様に、次の仕事に対するやる気があることをアピールしてください。

前職での仕事の成果や実績があると、より効果的です。

第6位:自分のやりたい仕事ではなかった

仕事する女性

入社時は希望をや目標があっても実際の業務と大きなギャップがあり、段々意欲が削られ退職を決断するというケースです。

この仕事は自分に向いていないと思った時点で、将来が描けなくなってしまったという事例は少なくありません。

自分に合った仕事をするため転職活動に踏み切る方が、幅広い年代で見られます。

【建前】資格取得のため

在宅ワーク

やりたいことを仕事にするため、資格取得を目指して勉強に専念したというポジティブな理由をあげる方が多いです。

自分のやりたい仕事をやらせてもらえなかったと会社への不満を訴えることもできますが、良い印象にはならないでしょう。

退職の原因ではなく退職後に視点を変えて、転職に対する本気度をアピールしています。

【好印象な伝え方】正当な理由を述べる

ワーキングスペースでの仕事

前職でやりたい仕事ができなかった場合、面接では入社時に出した希望と実際の配属先や業務など具体例をあげましょう。

そのとき自分が起こした行動と結果を説明すると、より説得力があります。

退職に至った経緯を客観的に伝え、前向きな志望動機に繋がるよう話をまとめましょう。

第7位:会社の将来に不安を感じた

ミーティングルーム

会社の経営状況が悪化しボーナスや残業代に響いた結果、退職を考えざるを得ない状況になったというケースです。

リストラされる前に転職活動を始めたという事例も散見されます。

男性と比較すると女性はそれほど理由として多くはありませんでしたが、シングルマザーや独身の方にとっては大問題です。

この場合は建前を使う必要はなく、正直に話して問題ありません。

これまでの経験を活かして新たな職場で活躍したいという熱意を伝えましょう。

第8位:スキルアップ・キャリアアップのため

できるスキル

建前の理由としては最も多く使われる「キャリアアップ・スキルアップのため」が8位にランクインしました。

実際には多くの人が本音と建前を使い分けていることがわかります。

本音の部分では、現職だと自分のスキルや取得した資格が活かせないという不満の声がありました。

キャリアアップ・スキルアップそのものはポジティブに捉えられるため、面接ではそのまま堂々と伝えましょう。

応募先の企業でどんなふうに活躍できるか具体例があると、より好印象を与えられます。

第9位:結婚したため

新婚夫婦が作るハート

順位で見ると、結婚が実際の退職理由に繋がっているケースは少ないことがわかります。

一方で、女性が最も多く使っている理由が「家庭の事情」という結果が出ているのも事実です。

「結婚を機に同居することになった」「配偶者が転勤する」など、納得される内容として話しやすいでしょう。

前職で不満があってもあえて結婚の一言で済ませられるので、マイナスな印象にならず効果的です。

前向きな理由で退職し、転職に意欲があることをアピールしましょう。

第10位:出産・育児のため

眠っている赤ちゃん

女性に多い理由となる「出産・育児」は、実際の理由としては低いのが実態です。

最近では福利厚生が充実し、出産・育児休暇が取りやすくなっているという背景も推定されます。

一方で、結婚同様に建前の退職理由として多く使われているのが実情です。

現職での不満やトラブルを明かさずに済むので、ネガティブな内容が多い方は出産・育児を理由にしましょう。

面接の際は、今後働き続ける意欲があることをアピールするのも大切です。

退職理由は本音と建前を上手く使い分けよう

時間とお金

退職理由は、本音と建前を上手く使い分けるのが好印象に繋がるポイントです。

特にネガティブに捉えられるような内容はできるだけ避けて、ポジティブな内容に変換することを意識しましょう。

女性は結婚・出産・育児などの前向きな理由を活用すると効果的です。

さらに退職後の意欲を伝えて、志望動機に繋がるアピールをしましょう。

退職理由を効果的に活用して、希望する転職を成功させてください。

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