書類選考を通過したら次は面接に臨むことになります。面接では答えにくい質問をされることを不安に思う方は少なくありません。
この記事では、採用担当者が面接で答えにくい質問をする理由や好印象な回答例などについて説明していきます。転職活動のご参考にしてください。
Contents
採用担当者が面接で知りたいこと
採用担当者が面接をする目的をひと言でいうと、「一緒に仕事をしたい人」を見極めることです。具体的にどのようなポイントを見ているのか解説します。
第一印象や人柄
第一印象は、面接において重要なポイント。清潔感や受け答えの雰囲気などは対面してみなければわかりませんので必ずチェックされます。
清潔感のある服装や髪型はもちろん明るくいきいきとした表情などでプラスの印象を与えることができれば、面接もスムーズに進むでしょう。
また、自分の表情は意外と把握できていないことが多いです。面接では緊張もあり固くなりがちなので、意識して口角を上げることをおすすめします。
あわせて人柄が現れる点としてチェックされるのが、話し方です。
早口や小さな声で聞き取りにくかったりすると消極的な性格に見えてしまうため、適度に大きな声で落ち着いて受け答えをしましょう。
コミュニケーション力や資質
採用担当者は実際に会うことで得ることができる情報を知りたいことが大前提です。
つまり、面接という限られた時間のなかで、社会人としてコミュニケーションが問題なくとれる人かどうかをチェックしています。
また、応募者が募集をしている仕事に適性がありそうかどうかも大切なチェックポイントです。
そのため応募者の職歴や希望する働き方などについて質問をして、これまでの経験をどのように活かしていくかといったことを質問します。
自社にマッチするかどうか
採用担当者は面接前に履歴書や職務経歴書を確認していますので、ある程度の情報はすでに把握した状態です。
そのため面接では、応募書類には書いていない雰囲気や熱意もポイントになるのです。
書類上で能力や経歴が高くても、募集しているポジションで求める役割とマッチしていなければ活躍してもらうことが難しくなります。
また、面接の際には入社意欲も見られます。採用後にすぐ辞められてしまうと、採用コストが無駄になります。
応募書類の情報をさらに具体化するイメージで入社後にやりたいことなどを伝え、入社意欲の高さもアピールする必要があるでしょう。
答えにくい質問をする意図
状況対応力をみる
予想できる質問のやり取りだけでは、応募者の普段の姿に近い雰囲気を知ることは困難です。
面接でされる質問はある程度予想可能なので、決められた筋書き通りに進んでしまいがち。
そこで、答えにくい質問をあえて投げかけることで状況が変化した場合に落ち着いて対応できるかどうかを見ようとするのです。
トラブル対応力があるかをみる
外勤や内勤問わず、仕事ではお客様や同僚など様々な人とのコミュニケーションが求められ、トラブルに発展してしまうケースもあります。
面接での想定外の質問を通じて、トラブルやアクシデントが起きても黙り込んだり取り乱したりせず、冷静に対応できる力を見ているのです。
その人本来の性質をみる
面接において予想できる範囲内の質問では、いわば「よそ行き」の対応ができるため応募者の本質・性格のようなものはなかなか見ることができません。
その人の本質は、あわてたり追い込まれた時に垣間見えるもの。怒ったりイライラしたりする人もいれば、オロオロしたり泣きそうになる人もいます。
面接で答えにくい質問をされた時の対応から採用担当者は応募者の本質を知ろうとするのです。
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答えにくい質問には種類がある
伝え方を工夫すべき質問
短所や前職での失敗談など、ネガティブなことについての質問は伝え方に工夫が必要になります。
プラスイメージにしようとして回答が長くなりすぎないように注意しましょう。
自分のことを理解して、きちんとコントロールできているかや失敗した時にどう解決したかなどを伝えることができればよいのでご安心ください。
突拍子もない質問
「◯◯に例えるとあなたは何ですか?」「仕事の相棒は?」といったような質問です。急な質問であわててしまい、言葉につまる方もいます。
このような質問では、採用担当者は回答そのものを見ているわけではないので落ち着いて対応しましょう。
頭の回転の速さや機転が利くかどうかを見ていますので、受け答えがきちんとしていてスムーズに会話を進められればよいのです。
質問の切り口が変わっていても、採用担当者が知りたいのは応募者の考え方ですので難しく考え込まずに落ち着いて回答することが大切です。
答えなくてもよい質問もある
ごくたまにですが、結婚の予定の有無や家族構成などを聞かれるケースもあります。
長く働けるかどうかを知るために聞くという可能性もありますが、明らかに募集に関係ない質問であれば無理に答えなくて良いです。
仕事に関係あるかについて確認したうえで回答したり、プライベートなことは回答を控えたいことを伝えたりすることをおすすめします。
好印象な回答例をご紹介
短所についての質問
「短所は熱中し過ぎて時間を忘れてしまうことがある点です。スケジュール管理をきちんと行うよう意識して前倒しでの行動を心がけています。」
採用担当者は、短所の仕事への影響をみています。
長所ともいえるような回答を意識して、短所を改善するような行動についても伝えると好印象です。具体的なエピソードとあわせて用意しておきましょう。
残業についての質問
「会社やお客様が第一で必要な業務は責任を持って取り組むべきと考えております。ですので、必要であれば残業については問題ありません。
よろしければ、具体的に残業の時期や頻度のイメージを教えていただけますでしょうか。」
採用担当者は応募者が仕事内容を理解しているかや意気込みをみています。
面接前に仕事内容は調べておき、面接時には「多いというのは具体的にはどのくらいの残業が発生しますか?」などを確認したうえで回答しましょう。
あいまいな回答は避けたほうが無難です。残業が難しい場合は面接時に伝えて相談するほうがミスマッチ防止にもなります。
転勤についての質問
「転勤はできますか?」「転勤の可能性がありますが、ご家族は賛成していますか?」というような質問です。
「はい可能です。入社後は御社の全体を知るためにも転勤を通じて経験やスキルを身に付けていきたいとおもいます。」
すぐ転勤は難しい場合も「現在は家庭の事情ですぐ転勤することは難しいですが1年後には転勤が可能です。」などと対応できる時期を示しましょう。
採用担当者は、自社の労働条件が応募者の考えと一致しているかや応募者の家族が転勤に対して理解があるかなどをみています。
採用担当者が上記を正しく判断することができないため、転勤ができないのに隠したりあいまいな回答をしたりすることは避けてください。
まとめ
今回は面接での答えにくい質問をされる理由について採用担当者の意図も含めて、解説してきました。
採用担当者は面接することで、履歴書や職務経歴書ではわからない応募者の人となりを知りたいと考えています。
そのため面接全体を通じて「この人なら自社にマッチしていて一緒に働いてもらいたい!」と思わせることがポイントになるのです。
答えにくい質問についても、質問の意図を理解したうえで的確に答え、堂々と入社意欲やあなたらしさを伝えていきましょう。
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