コピーライターの志望動機はどのような書き方をするのがよいのでしょうか。

志望動機はそれぞれ違います。

広告の仕事がしたい人もいれば、人を惹きつける言葉を作り出す仕事がしたい場合もあるでしょう。

この記事ではコピーライターの志望動機の書き方や、女性でコピーライターに向いている人の特徴なども解説します。

コピーライターの志望動機の書き方を解説

コピーライターへの転職の場合、すでにコピーライターとしての実績があることが多いです。

コピーライターとしては未経験でも、キャッチコピーを考えるのが好きで仕事に活かしたいという人もいるでしょう。

またなぜその企業を志望したのかも、企業側にとっては聞きたい理由のひとつです。

言葉を扱う職種だからこそ、わかりやすく明確に伝えることが大切になります。

それぞれどのような志望動機を書くと採用担当者により強く伝わるのか、解説していきましょう。

コピーライターを目指す理由を明確にしよう

コピーライターの志望動機に必要なのは、なぜコピーライターになりたいのかという明確な理由です。

なぜコピーライターを志望したのかを、自分の中でもはっきりと把握した上で志望動機を書きましょう。

大手広告代理店などは、新卒者であれば総合的な職種で採用して希望に応じてコピーライターとして育てる場合もあります。

新卒者とは異なり転職者の場合は即戦力としての採用が多く、コピーライターとしての実績を求められることが多いのです。

自分がなぜコピーライターとして転職を希望しているのかを明確に書き、採用担当者に強い思いが伝わるようにしましょう。

 

コピーライターの自己PRのポイント

コピーライターとしてなぜ転職したいのかを明確にすると同時に、自己PRも当然必要です。

自己PRではどのような内容を伝えるべきなのか、自己PRのポイントを解説します。

熱中できるものや趣味なども情報を得るために必要なものとして、重要視する企業もあります。上手に伝えるとよいでしょう。

経験とエピソード

今までどのような経験をしてきたのか実績も交えて志望動機に書きましょう。内容は具体的に書くようにしてください。

今までの経験やエピソードをふまえて、転職後はどのように貢献していきたいかもはっきりと伝わるように書きましょう。

ただ「書くことが好き」「人を惹きつける言葉を作りたい」だけでは十分とはいえません。

コピーライターを目指す以上、書くことが好きなのは当然のことです。

人を惹きつける言葉とはどのような言葉なのか、もう一歩踏み込んだ内容の志望動機を書く必要があります。

こういった経験をした、こんなエピソードがありますと具体的に書くと伝わりやすいでしょう。

ポートフォリオ

企業によってはポートフォリオの提出を求められる場合もあります。

これまで自分が作成したものの中から、評価を受けたものをまとめておくとよいでしょう。

作品集があることで、企業側にも応募者のコピーライターとしての力がひと目で確認できます。

コンテストで入選したものをはじめとする自信作をまとめ、自分の実力やセンスが伝わるポートフォリオを作成しましょう。

 

コピーライターに向いている女性の特徴

コピーライターの志望動機の書き方を考える前に、どのような女性がコピーライターとして向いているのかを解説します。

コピーライターとして求められている人材ともいえるので、当てはまる特徴があればアピールしましょう。

コミュニケーション能力が高い

コピーライターであってもクライアントとの打ち合わせなど、コミュニケーションが必要になります。

コミュニケーション能力はクライアントとの打ち合わせだけでなく、チームで1つの仕事に向かうためにも必要となるのです。

コピーライターは人との関わりが少ないと思う人もいるかもしれませんが、1つのものを作り上げるチームでの仕事は案外多くあります。

また、クライアントの要望を正確に把握するためにはヒアリングも重要です。

要望に添ったコピーを書くために、良好な人間関係を築けるコミュニケーション能力が欠かせないでしょう。

情報収集力が高い

コピーライターに必要なのはものを書く力だけではありません。

インターネット広告など、コピーライターが活躍できるシーンも広がっています。

多くの媒体に適したコピーを作るためには、さまざまな分野への関心や知識が必要です。

新しいものへ興味を持って、好奇心旺盛に知ろうとすることもコピーライターには必要な性格といえます。

また、心に刺さるキャッチコピーはたくさんの情報から生まれることが多いです。

多くのことを知ろうとする気持ちだけでなく、実際に情報を集められる高い情報収集力もコピーライターの必須能力です。

集めた情報から、商品に対してぴったりで心を惹きつける言葉がひらめくこともあります。

あらゆる情報が仕事に役立つ可能性があるため、幅広くさまざまな世界に目を向けていることが必要なのです。

また同じ事柄を見聞きしても、人と違った観点で物事を見られるのも個性を大切にするコピーライターにとっては大事なことです。

仕事に対する熱意がある

コピーライターとして向く女性の特徴で一番大切なのは、コピーライターという仕事に誰よりも情熱を持っているということです。

仕事への熱意がなければ向上心を持って取り組むこともできないでしょう。

何か挫折をしたり、嫌だと思うことがあったりすればすぐに辞めてしまうと思われてしまう可能性もあります。

今までも関連のある仕事をしていてやりがいがあったが、それを活かしてコピーライターとして成功したいと決意を伝えます。

どれだけ強くコピーライターとして仕事をしたいのか、明確な強い意志を持っているかが最も重要なことなのです。

志望動機の書き方のポイント

女性だけでなく、コピーライターを目指す人は多くいます。その中で人よりも強く伝わる志望動機を書くのは非常に大変なことです。

どのような志望動機が採用担当者や面接官の目にとまるのか、書き方のポイントについて解説します。

基本的な流れとして、コピーライターを目指したきっかけから、自分の目指すコピーライターの姿や仕事への姿勢を示しましょう。

コピーライターになりたいと考えるきっかけの例としては、以下のようなものが挙げられます。

• TVコマーシャルのキャッチコピーに感動した
• 会社の広報誌の記事でキャッチコピーを作った
• コンテストで入賞した

TVや雑誌などで耳や目に残るキャッチコピーに感動し、自分もコピーライターを目指す人もいるでしょう。

仕事の一環でキャッチコピーを作ったり、コンテストで入選したことがきっかけとなる人もいます。

コンテストではどのような作品を作ったのか、前職で作ったキャッチコピーはどのようなものなのかも伝えましょう。

さらに、コピーライターとして働くにあたって、なぜその企業を選んだのかを明確にすることも大切です。

応募した企業の手がけたコマーシャルが好きで、このようなキャッチコピーを書きたいというのも好印象を与えます。

こうしたきっかけと目標を明確に具体的に書くことで伝わりやすい志望動機になります。

コピーライターの面接で聞かれること

面接では応募者自身のスキルや志望動機を再確認するという意味で志望理由や自己PRに関する別の質問をすることがあります。

履歴書で書いた志望動機と矛盾点がないように気を付けましょう。

気になったコピーは

コピーライターの面接では「最近気になったコピーはありますか」と聞かれることもあるでしょう。

これはコピーそのものへの関心の強さをチェックされています。

よいキャッチコピーを探し出し作品を作る上での参考にすることも、コピーライターの仕事の1つです。

真似たり盗むのはもちろんいけませんが、良い作品にふれることは良い目や耳を養うもとになります。

日ごろから気になるコピーを書き止めるように習慣付けましょう。

応募する企業が手掛けたコピーなども事前に調べておいて、例に挙げると良い評価を受ける可能性もあります。

どの商品のどういったキャッチコピーのどこがよかったのかも分析して伝えるとよいでしょう。

強い分野や知識

強い分野や好きな分野は何かと聞かれることもあります。スポーツやファッションなど得意分野を答えられるようにしておきましょう。

企業によっては扱っている分野がある程度固まっている場合もあります。

応募者の得意分野が自社で活かせるのかもチェックされているのです。

また、良いコピーを作るためには「言葉」の基本を押さえている必要があります。

コピーライターになるために特別な資格は必要ありません。

しかし、資格がない分各自でコンテストに応募するなどスキルを磨く必要があります。

資格を取得しておきたい人は、コピーライター講座やWebライティング能力検定・Webライティング技能検定を受けるのもよいでしょう。

 

コピーライターの志望動機の例文

コピーライターの転職の志望動機例文を挙げてみましょう。

未経験での転職と関連職種からの転職、そしてコピーライターとして経験のある人の転職での志望動機の例文を紹介します。

どの場合にも、経験を活かし企業に貢献したいという文言を入れるように心がけましょう。

未経験者の志望動機例文

「私は長く家電メーカーで商品企画の仕事を行ってきました。

多くの商品を手がける内に、製品になって世に出る商品を広める仕事をしたいと思うようになりました。

メーカーの宣伝を多く手掛けておられる貴社なら、企画から販売促進までを行ってきた経験を活かせると思い志望いたしました。

独学ではありますがキャッチコピーを考え、コピーコンテストに入選した経験もあります。

コピーライターとして採用していただいたなら、これまでの経験を活かし、一日も早く貴社やクライアントに貢献したいと考えております。｣

関連職種からの志望動機例文

「前職では化粧品メーカーの広報で自社の商品の良さをお客様に知ってもらうために、さまざまなPRを行ってきました。

お客様に商品の良さを知っていただくためには、言葉にしてその魅力を最大限伝える必要があります。

そのため、どのような言葉であれば魅力を伝えることができるのかを、常に研究していました。
そのうちに、的確な言葉で商品
の良さを伝える、コピーライターという仕事に魅力を感じるようになりました。

貴社の業務内容で化粧品を扱う場合もあることを知り、採用いただいたなら経験を活かし貢献できるものと確信しております。」

経験者の志望動機例文

「今までフリーでコピーライターとして仕事をしてきましたが、貴社の企業広告を観て人生で一番衝撃を受けました。

一言で心を掴まれる感覚に言葉の力を再認識し、その力を最大限に引き出している貴社に強い興味を抱きました。

これまで手がけてこられた広告も拝見し、ぜひ今までの自分の経験を活かし皆様と一緒に仕事がしたいと強く思うようになり応募いたしました。

採用いただけたなら、一日も早く貢献できるコピーライターとして活躍したいと考えております。」

 

コピーライターの志望動機のNG例文

それでは続いて志望動機のNG例文をみていきましょう。対策法も解説していますので参考にしてください。

未経験者の志望動機NG例文

「文章を書くことが好きで、CMなどを手掛けるコピーライターを目指そうと思いました。

自分の考えたコピーがTVで流れるようになることを思い、一日も早く一流のコピーライターになりたいと考えています。

そのために業界最大手の貴社を志望させていただきました。」

経験者の志望動機NG例文

「前職でもコピーライターとして勤めていましたが、思うような仕事を与えてもらえず実力を発揮できませんでした。

多くの広告を手掛けておられる貴社なら、実力を発揮する場所があるのではと思い志望させていただきました。」

NG例文の対策法

NG例文では両方とも志望動機があいまいです。

コピーライターを目指すためにどのようなことをしてきたのか、発揮できなかった実力とはどのようなものか明確にする必要があります。

「TVでコピーが流れると嬉しい」だけでは、コピーライターに対して漠然とした憧れだけを抱いているようにも思われてしまうでしょう。

コピーライターになるために実際にどのような努力をしているのかを示す必要があります。

また、思うような仕事ができなかったのは、自分の実力が足りなかったからという可能性も考えられます。

どういった内容で企業に貢献できるのか、具体的にはどのように活躍できるのかを例を挙げて伝えるとか、工夫しましょう。

志望動機に困ったら転職エージェントに相談しよう

ここまで、コピーライターの転職での志望動機についてお話してきました。

コピーライターの場合はキャリアのある人の転職が多いです。

志望動機も多くのキャリアや経験のある人の中で抜きん出るためには、具体的に明確に書く必要があるのです。

志望動機の書き方や考え方に迷ったら、一人で悩まずに転職エージェントに相談しましょう。

志望動機の書き方や面接での質問の回答例などについても、しっかりとサポートしてもらえます。

コピーライターを目指して転職を希望する場合、ぜひ転職エージェントを活用してください。

まとめ

コピーライターの転職での志望動機の書き方は、コピーライターを目指す理由とその企業を選んだ理由を明確に書くことが大切です。

経験を活かし企業に貢献したいという文言を入れて志望動機を書くことで、より熱意が伝わる志望動機になります。

自己PRでは今まで認められたコピーなどがあれば伝え、求められればポートフォリオを提出しましょう。

コピーライターの志望動機については転職エージェントに相談してみてください。

明確で具体的な、採用担当者に響く志望動機になるようできる限りの対策をしましょう。