カウンターセールスとはいわゆる内勤営業と言われる職種です。
自分が出向く外勤営業とは違い、自ら来てくれた顧客に対してセールスを行います。
これまで外勤営業を経験し、そのスキルをカウンターセールスで活かしたいと考えている方もいるでしょう。
今回はカウンターセールスの仕事内容ややりがいなどを解説します。
Contents
カウンターセールスの仕事内容を解説
カウンターセールスは来客した顧客に対し、主に以下3つの業務を行います。
- 商品・サービスについての説明
- 購入するにあたっての懸念を解消
- 申し込み手続きの案内
基本的にカウンターセールスの名の通り、カウンター(テーブル)越しに顧客と対面し業務を行います。
そのためネット販売では出来ない『人柄』・『品格』・『店舗の雰囲気』を売りにしたセールスが可能です。
来客した顧客と直接やりとりをする為、顧客との信頼関係を築き、お得意様の顧客を持つことができます。
これもカウンターセールスならではの魅力の1つでしょう。
直接顧客と対面するという点では訪問販売も同じです。
しかし『訪問販売』の場合は商品に興味のない顧客に対して勝負しなくてならない場合が多くあります。
カウンターセールスは商品への興味がある顧客が店舗に来店するため、営業のハードルは少し下がるでしょう。
とはいえ求められる営業スキルなどは訪問販売などと変わりません。
カウンターセールスの仕事内容や特徴を解説していきます。
カウンターセールスの仕事の特徴
まずはカウンターセールスの仕事特徴について解説します。
商品に興味のある顧客が来店する
営業といえば営業マン自身が顧客の元に行ってセールスを行うイメージを持っている方が多いでしょう。
しかしカウンターセールスの場合はチラシやCMを見て商品についてある程度知識や興味のある顧客が来店します。
来店した顧客に対して商品への疑問に応えたり、申し込みなどの必要な手続きを行うのです。
顧客の中には「やっぱり、この商品を買ってもいいんだろうか」という不安をもっている人もいます。
そのため顧客のニーズを読み取り、顧客にあった説明や提案によって購入を後押しすることが求められます。
外出の必要がなく社内で仕事ができる
カウンターセールスは顧客側から店舗に来てくれるため、自分から売り込みに出向くということは基本的にはありません。
社内での仕事が中心となるため、実際に出向く営業活動よりも体力的には余裕ができるでしょう。
また、移動時間がない分、店舗の改善・店員の教育にあてる事が出来るのもメリットの1つです。
顧客リストを元に電話で営業する場合もあり、立ち仕事が苦手な方でも就業可能な営業スタイルも存在します。
顧客に来店してもらうための工夫が必要
カウンターセールスの場合、まず店舗をより多くの人に知ってもらわなければ顧客は来店してくれません。
そのため看板広告・テレビCM・YouTube広告・チラシの配布などのいずれかの手段で宣伝する必要があります。
さらに顧客が来店しやすいようにする『店の雰囲気づくり』のための工夫が必要不可欠です。
アイデアを生み出す手段としては以下が挙げられます。
・来店するには躊躇してしまう店をイメージし、その短所を箇条書きにし問題を解消する
・自分が好きな店の長所を箇条書きにしてみる
・他の店舗を観察し、これがあればいいのにと思うポイントを探す
この他にも意外な所にヒントが隠れているかもしれません。
そうしたヒントを見つけ出して店舗の雰囲気に反映させていくことも大切です。
カウンターセールスに向いている女性は?
店舗で営業するため、営業向きの人はカウンターセールスにも向いています。
カウンターセールスに向いている女性の特徴を具体的に解説します。
コミュニケーション能力が高い
カウンターセールスの性質上、顧客と直接やりとりするのが主な業務です。
そのため初対面の人とすぐに打ち解けることのできる人にとっては天職といえるでしょう。
また、たとえ初対面との対話が苦手でもジョブカフェなどの就職支援施設を利用して練習することも可能です。
コミュニケーション能力を伸ばすためには、実際に対話して練習することが大切です。
細かい気配りができる
カウンターセールスは顧客の要望に応え、疑問の解消や提案を行います。
そのため相手の不安や疑問を察知し、最適な対応ができることが求められるのです。
細かい気配りを心がけて接客すると、またここに来店したいという気持ちを顧客に抱かせることができます。
カウンターセールスにおいて相手の要望にすぐ気付ける人は貴重な人材なのです。
もし気配りするのが苦手という方は、まず身近にいる人に対して関心を抱き、気配りする所から始めてみるといいでしょう。
勉強することが好き
来店した顧客に商品・サービスを説明するためには、まず説明する側がその知識を持っていなければなりません。
顧客の中には購入するにあたってのリスクを懸念している人もいます。
その不安を払拭するためにも、カウンターセールスには対象の商品・サービスに関する豊富な知識が必要です。
また時代の変化や流行によってニーズも変化しますが、常に世の中のニーズを把握しなければなりません。
常に探求心を持って意欲的に勉強やリサーチができる人であれば、上述した情報や技術を苦なく得ることができるでしょう。
勉強が苦手な方でも、パソコンやスマホを使用してリサーチする癖を今から身に着けるだけでも力になります。
読書に抵抗がなければ本を読んで勉強するのも良いでしょう。
笑顔や活気にあふれている
笑顔や活気にあふれる店員は店舗の雰囲気をおのずと良くしてくれます。
来客した顧客もそんな店員に接客してもらえれば、また来てもいいなと思うでしょう。
逆にあまり表情が変わらず淡々と話しては顧客の購買意欲を削いでしまうことも考えられます。
商品の良さや魅力も話す側の表情や話し方で、同じ内容を話していても受け取り方が変わってしまうものです。
笑顔に自身のない方は、まず自然な笑顔を意識的に作る習慣を身につけていきましょう。
カウンターセールスの仕事のやりがいは?
カウンターセールスのやりがいを解説します。
顧客の喜びを感じた時
カウンターセールスの一番の魅力は自分の接客により顧客を満足させることができたという達成感です。
目に見える商品を売っていても、良い説明や提案によって目に見えない感動や満足感を顧客に与えることができます。
相手が心から納得できる説明や提案をすれば、自然と顧客との間に信頼関係を築くこともできるでしょう。
その信頼関係はその時限りのものではなく、そこからお得意様となることもあります。
その顧客とのやり取りをすることが楽しみとなり、業務そのものに生きがいを見いだせるようになるでしょう。
また、成果報酬制度を導入している企業であれば、お得意様を増やすことでより安定した収入を得ることができるようになります。
ノルマ達成後の達成感がある
顧客の元に直接出向く営業の場合、興味のない相手の元にも出向くためノルマ達成までのハードルが高くなりがちです。
達成までに時間がかかり、やりがいを感じる前に辞めてしまう人も少なくありません。
一方カウンターセールスは目の前にいる顧客に対し誠意を込めて接し喜んでもらった時点で達成感を味わえます。
そのためやりがいを得やすくノルマ達成のハードルが他の営業職に比べ低いと言えるでしょう。
また、お得意様が増えれば増える程、ノルマを達成しやすくなるのでより達成感を味わいやすくなります。
カウンターセールスの仕事で大変なことは?
カウンターセールスの仕事で大変なことを解説します。
顧客とのやりとり
来店した顧客と対面しやり取りするため、コミュニケーションが苦手場合は最初は苦労するかもしれません。
また、あらゆる考えを持った顧客が来店するため、状況にあわせて臨機応変に対応しなければならない場面も多くあります。
やり取りしていく内に顧客との対話に慣れ、経験によって臨機応変な対応が身についていくでしょう。
心身への影響
店舗内に留まるという業務の性質上、一日中デスクワークになる可能性もあり、肩こりや腰痛に悩まされるリスクがあります。
また電話で営業するスタイルだと、動けないことにストレスを感じたり耳が痛くなったりする悩みが出てくる可能性もあります。
なるべくこまめに休憩を取り、ストレッチをして肩こり・腰痛を予防していきましょう。
自分の心身にあった営業スタイルを選択する必要があるでしょう。
カウンターセールスの仕事で身に付くこと
カウンターセールスとして働いていると他の仕事でも活かせるスキルが身につきます。
仕事で身に付くことは何か、具体的に解説します。
基本的なビジネスマナー
カウンターセールスを続けていく内にビジネスマナーのスキルが身に付きます。
カウンターセールスは店舗で直接顧客の対応をする、店舗の看板を背負う存在でもあります。
顧客に対してビジネスマナーができていないと、店舗自体の印象を落としてしまう可能性があるのです。
カウンターセールスの品格が店舗の評判に直結するため、最低限のビジネスマナーは必須になります。
挨拶・身だしなみ・言葉遣いなどの基本的なビジネスマナーだけでなく、より丁寧なマナーを身につけましょう。
ビジネスマナーはあらゆる分野で役に立つ、一生もののスキルですので身に着けて絶対に損はしません。
プレゼンテーション能力
カウンターセールスは来店した顧客に対し、商品の特徴やメリットを説明します。
その説明の善し悪しで顧客の購買意欲は変化するため、相手が理解し納得できるプレゼンテーションを行うことが大切です。
その経験を日々重ねていくことでプレゼンテーション能力が身に付きます。
他の職種でも自分の考えを提案する際に相手に承諾を得やすくなるので、こちらも一生使える貴重なスキルといえるでしょう。
カウンターセールスに必要なスキル
カウンターセールスに必要なスキルが4つあります。
ですがたとえ未経験でもあらかじめ勉強や練習をすれば十分習得が可能です。アクションプランも交えて説明します。
顧客のニーズを「聴く力」
カウンターセールスは基本的に新規の顧客を対応することが多いものです。
来店した顧客の要望を素早く的確に把握し、それを踏まえて適切な情報を伝えなければなりません。
そのためにはまず、顧客の声からニーズを「聴く力」が必要になります。
顧客のニーズが分からなければ顧客に対して的外れな提案をしかねません。
聴き方のコツとしては以下が挙げられます。
・相手に興味関心を持つ
・相手を受け入れる心構えを持つ
・相手の話に共感する
普段から上記のコツを意識して身につけておくと仕事においても活かせるでしょう。
顧客にわかりやすく「話す力」
来店した顧客がある程度の知識を有していたとしても、顧客が商品・サービスを購入したいと思わせるための話術が必要です。
話し方のコツとして、まずは情報量を必要最低限にすることと結論をシンプルに伝えることを意識しましょう。
これにより最も必要な情報を端的に伝えることができます。
さらに具体例を織り込んで話すことでより相手の理解を深めることができます。
また、相手によって同じ内容を話しても理解度は違うものです。
そのため、相手の理解度に合わせて話すことも大切です。顧客に説明を理解してもらいやすくなります。
商品の魅力を「伝える力」
カウンターセールスは店舗にある商品・サービスを来客した顧客に対して売り込みます。
そのためには商品・サービスの『特徴』・『魅力』・『デメリットと解決案』を伝えなければなりません。
しかし、あまり回りくどい言い回しをすると顧客に商品・サービスに関する情報が伝わりにくくなってしまいます。
そのため顧客に商品の魅力が最大限伝わるように話すことが大切です。
例えば、特定の人にしか分からない専門用語や曖昧な言葉ばかりでは魅力は伝わりません。
誰にでも伝わる言葉で説明することを心がけましょう。
カウンターセールスの給料はどれくらい?
カウンターセールスの平均年収は約361万円、月給換算では約30万ほどです。
これは正社員やパート・アルバイトなども含めての平均年収です。
正社員のみでみると300万円弱〜350万円ほどが多くなっています。
多くの営業職では本人が成果を挙げれば挙げるほど、給料に反映される制度になっています。
そのため上記の平均年収を上回る年収を得る事も十分可能です。
これも営業職にやりがいを見出せるポイントでしょう。
転職の悩みは転職エージェントに相談しよう
カウンターセールスは外回りをする営業職とは違い、店舗で顧客に対し売り込をします。
外回りがないため他の営業職より挑戦しやすいと感じている人もいるでしょう。
しかし、いざ転職しようと思っても転職活動に不安を感じてなかなか踏み出せないという人もいるかもしれません。
その場合はぜひ転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントなら転職希望者の現状を把握した上で、その人それぞれにあったサポートをしてくれるのです。
一人で悩んでいる人は転職エージェントに相談してみてください。
まとめ
カウンターセールスは商品に興味を持っている顧客に対し、その魅力を伝え購入を促す仕事です。
すでに興味を持っている相手だからこそ、その興味を購入まで繋ぐことが非常に大切です。
自分が説明や提案をすることで購入してもらえれば、それがやりがいや達成感に繋がるでしょう。
さらに営業スキルは他の営業職と同じように身につき、着実にスキルを伸ばすこともできます。
また、ビジネスマナーやコミュニケーション能力などもカウンターセールスには必要なスキルです。
カウンターセールスに転職する際には、これらの活かせるスキルをアピールしてみましょう。
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「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
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- サイト(求人広告)型:求人広告が掲載されており、自身で転職活動を進める
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