学校事務は裏方というイメージをお持ちではないでしょうか?

学校運営を支えるとても大切な存在である学校事務、最近は志望する人はとても多いといわれています。

今回は、採用に繋がるような志望動機を書くためのポイントを、詳しくご紹介します。

Contents

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学校事務の志望動機の書き方を解説

ビルの前の女性

履歴書における志望動機は、面接時におけるあなたの強い味方となる存在です。

志望動機は「学校で働きたい」という気持ちが伝わる内容にする必要があります。

採用する学校側が求めたくなる人材として、アピールをすることが重要です。

学校事務という仕事を知ることで、プラスになる志望動機や自己アピールが書けるように分かりやすく説明をしていきます。

学校事務の主な仕事内容

書類をみる女性

学校事務とは「学校」と名の付く様々な種類の学校にて、事務や管理業務を行う仕事です。

仕事内容については、勤務先や学校の規模、教職員の人数によっても業務の幅が異なります。

  • 小中規模の学校→教育以外のバックオフィス業務を行う
  • 大規模の学校→細分化されているなかで、それぞれの担当業

主な学校事務の業事務職員は学校の管理運営の全般わたる諸種の事務に従事するものである。

その職務を一義的に規定することは困難であるが、具体的内容を例示すれば次のようなものが考えられる。

庶務関係・・・務運営に関する連絡調整、文書の接受発送・整理保存、調査統計、渉外に関すること。
人事関係・・・人事異動、勤務記録、出勤簿等、給与・旅費、共済組合その他福利厚生に関すること。
会計関係・・・予算の策定・執行、金銭出納、備品・消耗品の出納管理、施設・設備の保全に関すること
教務関係・・・児童生徒の学籍、転出入、就学援助、教科書給与、給食に関すること

会計関係の事務処理に当たっては、「出納員またはその種の会計職員」として、金銭または物品の出納を行う。
もしくは「資金前渡職員」として給与または旅費の支払いを行うことがある。

【引用:学校事務職員の職務内容 文部科学省・参考資料9-1より】

引用元URLhttps://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/029/shiryo/05070501/s009_1.htm

小中規模の学校の場合は、これらの業務を1人で行うこともあり、一般の事務職と比べ物にならないほどの作業量を引き受ことになります。
 
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学校事務に求められることは?

書類

様々な業務を行うことが必要となりますが、その中でも重要とされるスキルは以下の2つが挙げられます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション

学校事務の大事な業務が窓口業務です。

一番大事な業務で、生徒や学生、その保護者、教員、取引業者、学外からの来訪者などが学校を訪れた時の対応や、申請・相談などを行います。

一般企業の事務に比べて関わる人の層は幅広く多様であり、時にはいじめや校外でのトラブルなどの問題にも関わることになります。

学校事務とはさまざまな年齢・属性、状況によって、臨機応変な対応柔軟なコミュニケーション能力が求められる仕事です。

スケジュール管理能力

電話 管理

学校事務として働く場合は、高いレベルのスケジュール管理能力が求められると覚えておきましょう。

小中規模の学校に勤める場合は、教育以外のバックオフィス業務をすべて行うことが一般的です。

担当する業務の幅が広いので、計画を立てて効率的に業務を処理するスキルが必須条件ともいわれます。

規模によっては1人で行うこともありますので、管理能力の高さは他の事務職の比ではありません。

自分の業務以外でも、教員の労務・経理関係書類などの管理なども必要になります。

細部にわたり目が行き届き、全体の業務内容も把握でき、臨機応変な対応ができることが必要になります。

 

ワンポイント
「コミュニケーション能力」「スケジュール管理」は必須条件と思うこと

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学校事務を目指す時の注意点

試験会場

ご説明してきた内容を理解した上で、学校事務を目指す際の注意点を2つ挙げます。

これから学校事務の求人へ応募を考えている人はぜひチェックしてみてください。

倍率が高い

公立・県立の小中学校の学校事務職員は地方公務員になります。

国立・私立大、私立の小中高校の学校事務職員は学校単位での採用となるので非公務員です。

国立大学に関しては「国立大学法人等職員採用実施委員会」などの名称で呼ばれています。

各地で各大学の採用情報を公開し、採用試験を行いますが求人の募集は少なく、公務員採用試験も狭き門という訳です。

学校事務倍率
宮城県
令和元年(平成31年)度
応募人数 498人
合格者数 63人
倍率   7.4倍
(参照:宮城県・令和元年(平成31年)度 採用試験・選考考査申込・実施状況

大阪府
令和元年度(平成31年)度
応募人数 417人
合格者数 36人
倍率   8.6倍
(参照:平成31年度(平成30年度実施)大阪府公立義務教育諸学校事務職員採用選考

国立大学「国立大学法人等職員採用実施委員会」の採用者数については、各大学の採用状況によって異なります。

地域ごとの採用人数ご合計は県や府の合格者数と同数ですので、倍率も同様またはそれ以上のものです。

私立の小中学校、大学については欠員が出た場合に募集を行うという状況になっています。

そのため募集を見かけたら応募して面接を受けることになり、場合によっては派遣会社などにて紹介してもらうことが多いようです。

募集人数もその時々で変わるので、正社員の募集があれば内容を確認して、早めに問い合わせをすることをおすすめします。

学校事務は狭き門であり、常に募集をしていることも少ないと認識して目指しましょう。

年齢制限がある場合も

公務員採用試験を受験できる年齢は採用時18歳から22歳までです。

私立の小中高校、大学などはこれに該当はしませんが、学校ごとで年齢制限などがある場合もあります。

正社員の募集などがあった場合は必ず確認をするようにしましょう。

中途採用であれば年齢の幅も広くなりますが、一定以上のスキルを必要とされ応募者も多くなりますので、倍率が高いことには変わりありません。

志望動機を書く時に意識すべきこと

面接

実際に志望動機を書くにあたり、必ず意識してほしいことを3つ挙げます。

単に「事務の仕事をしたい」などは一般事務でもできます。

なぜ学校事務を選んだのか」ということをしっかりと意識して入れると、採用側にあなたの気持ちがより伝わります。

なぜ教育業界を希望するのか明確にしよう

学校事務の志望動機は「教育に関わりたい」と伝えることが大事です。

教育に興味のない人は学校事務には向いていません。

教員や生徒などと深く関わることになるポジションです。

学校運営には欠かせない仕事なので「学校づくりを裏からサポートしたい」、子供達との関りも大切です。

子供達と関わることのできる仕事がしたい」など、しっかりとしたあなたの気持ちを伝えることが必要です。

その学校を希望する具体的な理由を考えよう

他の学校ではなく、応募先の学校を選んだ大きな理由を述べることは、一緒に働く仲間としてとても良いアピールとなります。

特色のある学校であれば「教育理念に共感し、志望しました」などを伝えると、学校に対して興味を持って応募してくれているのだなと理解されます。

学校事務を選んだ理由を整理しよう

学校事務を選んだ理由について整理をします。

  • 学校教育に関わり、学校づくりを裏からサポートしたい
  • 子供達と関わることの出来る仕事をしたい
  • 教育理念に共感し、志望しました

どれも学校事務でしかできないことであり、応募先の学校を希望する理由となります。

以上の理由を上手に入れた志望動機を書いてください。

 

ワンポイント
学校事務だから志望したことをアピールすることが重要

自己PRを書く時のポイントをチェック

ポイント

ここからは自己PRを書く際のポイントをお伝えします。

自己PRは自分を応募先の学校に理解してもらうための志望動機と共に大切な部分になります。

書類選考を行う場合は、志望動機と自己PRの良し悪しが結果を決めてしまうのです。

自己PRは「キャリア」「スキル」「ニーズに合わせた強み」を上手く伝えることが必要です。

キャリア

今までの仕事内容の中から、学校事務に活かせるような経験を書くことで、即戦力であることを伝えられます。

スキル

学校事務の場合、資格は必要ありませんが、PCスキル、事務に関する実務経験などがあれば積極的に書いていきましょう。

ニーズに合わせた強み

自分の強み・他人に関わる強み・課題などに対する強み、学校事務を仕事にする有利な強みは自己PRに重要です。

  • 継続力(自分の強み)
  • 協調性、チームワーク(他人に関わる強み)
  • 正確、スピード(課題などに対する強み)

自分を上手にPRすることは難しいかもしれません。

初対面の相手である応募先の担当者に自分の魅力をアピールできるかが採用の鍵です。

これまでの経験やスキルを整理して、自分の良さを伝えられるものしましょう。

 

ワンポイント
キャリア」「スキル」「ニーズに合わせた強み」をアピールすることが重要

 
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学校事務の志望動機の例文

履歴書を持つ女性

志望動機例文では、「スキル」「経験」「未経験」の3つを例とした例文をご紹介します。

例1 スキルをアピールする場合

「貴校の事務職員として、子供の教育に携わる仕事がしたいと思い志望しました。

前職では、一般職として経理部に所属し、給与計算、勤怠管理、請求書などの書類作成などの事務を経験しました。

様々な業務をまかせていただける貴校で、今までのスキルを活用し、学校運営へ貢献できると考えています」

例2 経験をアピールする場合

「私は、貴校の教育理念にとても共感し、貴校で一緒に働きたいと志望しました。

前職では小学校の学校事務として多岐にわたる業務を経験し、子供達ともさまざまな場面で触れ合うことができました。

この経験を貴校でも生かし、子供達が気持ちよく学校に通うことができ、学校が楽しいと思ってもらえるような環境作りができればと考えています」

例3 未経験の場合

「私は貴校の掲げる教育理念や、様々な業務に携わることができることに魅力を感じ、貴校の学校事務として働きたいと思い応募しました。

子供達が学校生活を楽しく送れ、職員が働きやすい環境作りをしたいと考えております」

例文の書き方を参考に、自分なりの志望動機を作りましょう。

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学校事務の志望動機のNG例

次に志望動機の3つを使用していない文例です。

例1

「学生時代から学校で働くことに興味があり、調べていく上で学校事務という仕事を知り、今回応募させていただきました。

未経験ではありますが、持ち前のガッツと明るさで学校に貢献できるように頑張ります」

例2

「私は、今まで人事部にて採用などを担当してきました。

これまで経験したことと違うことにチャレンジをしてみたいと思い、貴校の学校事務へ応募しました。

今までの実務経験を活かし、頑張りたいと思います」

例の改善すべきポイントは?

例1では、学校事務を志望した理由が述べられていますが、採用側が求める理由とは程遠いものです。

今までの経験やスキルも分かることができず、経歴書を書いている意味がありません。

未経験でも採用はされますが、分かりやすい志望理由と学校事務に活かせるスキルや経験などを付け加えて、付加価値を高めることが大事です。

例2は未経験からの応募になりますが、前職で業務にて得た経験とスキルなどの記載がなく、学校事務への理解度も分かる部分がありません。

事務という言葉だけで応募したようなイメージとなるため、明確な志望理由スキル経験を伝えることが必要になります。

 

ワンポイント
曖昧な表現は避け、明確な理由を伝えよう

転職の悩みは転職エージェントに相談しよう

悩む女性

学校事務への志望動機を書くにあたり、思うように上手く書くことができない人もいると思います。

書いてはみたものの、採用担当者へ伝わる内容となっているのか不安なままで応募することは心配ではないでしょうか?

そこで知っていただきたいのが「転職エージェント」の存在です。

転職エージェントとは、プロの転職アドバイザーがあなたのご希望に合った企業をご紹介し、様々な面からサポートを行っています。

職務経歴書が上手く書けない、面接でアピールポイントが伝えられない、様々な不安があるはずです。

どんな不安も担当の転職エージェントが自信へと変えてくれます。

まとめ

笑顔で話す女性

学校事務は人気の職業の1つです。

年齢制限や離職者が少ないので採用人数も少なく、なかなかチャンスを掴むことは難しいかもしれません。

少ないチャンスを生かすためにも「転職エージェント」を活用した就職活動をご提案いたします。
 
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転職成功への近道は自分にあった転職サイトを見つけること!


転職サイトはそれぞれ特徴や強みが異なります。
そのため、転職成功には自分の目的や希望職種にあった転職サイトを見つけなければなりません。

  • 種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない
  • 自分にあった転職サイトはどうやって見つければいいの?

こんな悩みをお持ちではないですか?

以下に転職サイトの選び方比較を紹介します。
是非参考にしてみてください!

転職サイトの選び方


転職サイトは以下のような進め方で選ぶと最適なものを選ぶことができます。

  • 「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
  • 転職目的や職種など希望から選ぶ

これらをより詳しく見ていきましょう。

「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける

転職サイトは大きく分けて2種類存在します。

  • エージェント型:担当のキャリアアドバイザーがついて転職活動のサポートをしてくれる
  • サイト(求人広告)型:求人広告が掲載されており、自身で転職活動を進める

それぞれメリット・デメリットはありますが、転職の成功率を上げるのであれば使い分けが重要です。

各サイトで扱っている求人も異なりますので少し面倒かと思っても満足のいく転職をするために使用してみてください。

転職目的や職種など希望から選ぶ

すでに転職の目的が定まっている人もいることでしょう。

そんな方は「第二新卒の活躍を支援しているサイト」「IT業界に特化したサイト」など、幅広い支援をしてくれる大手サイトだけでなく目的にあったサイトも活用するとより満足のいく転職ができます。

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