営業職も様々ありますが、あまり知られていない営業職の1つが「SES営業」です。

System Engineering Service」の略で、知る人ぞ知る職業になっています。

簡潔にいうとシステムエンジニアを必要とする企業に対して派遣するのが仕事です。

今回はそのSES営業の将来性について細かく掘り下げていきましょう。

果たしてどのような人がこの仕事を続けていくべきなのでしょうか?

また女性がエンジニアへ転身する方法についても併せて紹介しますので参考にしてください。

SES営業の将来性を解説

エンジニア

まず結論からいえばSES営業の将来性は「高い」と「高くない」に分かれます。

将来性が高いといわれる理由は以下の通りです。

  • IT業界自体が発展中であり将来性が高い
  • システムエンジニアの需要が高まっている
  • 競合が少ないニッチな職種である(激戦区ではない)

このような理由の一方で将来性が高くないといわれる理由もまたあります。

  • 転職の市場価値が低い
  • 営業力やスキル・経験が身につかない
  • 会社の業績が悪化すると真っ先にリストラの対象になる
  • 将来的にAIに取って代わられる可能性が高い

比較してみると、どちらかといえば将来性は「高くない」という見方が強いようです。

特に致命的なのがスキル経験が身につかないのとAIに取って代わられることでしょう。

それらが結果として転職の市場価値の低さに繋がっているのではないでしょうか。

SESの主な仕事内容

アポイント

将来性が高くないといわれるSESの仕事は果たしてどのような内容でしょうか?

導入文で「システムエンジニアを必要とする企業に対して派遣する」のがお仕事だと述べました。

その内容をもう少し噛み砕くと以下の3つが仕事内容です。

  1. アポ取り(企業への直アポと他のSES会社へのアポの2種類)
  2. 商談(ヒアリングを元に自社にどんなシステムエンジニアがいるのかを紹介する)
  3. システムエンジニアへのフォロー(職場環境や将来性の展望についての相談)

基本的には一般的な営業職と行なっていることは大して変わりません。

大きな違いでいえば、システムエンジニアを「商品」として扱っていることです。

いうなれば人材派遣のシステムエンジニア特化型ではないでしょうか。

だからこそあまり表に知られていないニッチなお仕事だといわれています。

将来がないSES営業の特徴

そんなSES営業ですが、将来性がないSES営業の特徴とはどのようなものでしょうか?

マッチングのみ

マッチング

まずSES営業の仕事が基本的に「マッチングしかない」という特徴が挙げられます。

ありがちなのがいい案件だから一斉メールで紹介するというシステムです。

これではとても営業の仕事とはいえず、将来的に通じなくなるでしょう。

ましてや時代は影響力を持った個人のインフルエンサーに来ています。

このようなAIが行っても大して変わらない仕事では「営業」とはいえません。

営業というからには対面でのヒアリングや売り込みが必要です。

計画性がない

計画

2つ目に計画性がないSES営業にも将来性はありません。

営業というと昔ながらの飛び込みが多いと勘違いしている人もいます。

しかし今は基本的に飛び込みではなく事前のアポ取りが必要です。

具体的な日程や予算の調整など先んじてアプローチをかけましょう。

ビジネスはいかに長期的に、そして早く先陣を切って勝負を仕掛けるかが大事です。

この戦略の段階でミスしてしまうと簡単に職を失ってしまいます。

役割が固定している

役割

そして3つ目にSES営業はあまりにも役割が固定され過ぎていることが挙げられます。

仕事内容の項目でも説明したように、営業であることの意味がほとんどありません。

非常にニッチすぎる仕事なので自分が積極的に行う必要がないものばかりです。

だからAIに取って代わられるし、スキルや経験・実績が身につきません。

同じ人材派遣の仕事なら他の業界企業の方がいいといえるのではないでしょうか。

そういう意味ではSES営業は未経験の方であってもやりやすい仕事ではあります。

しかし何故やりやすい仕事なのかを正確に把握しないと成長できずに終わるでしょう。

 

ワンポイント
・仕事内容が営業職でなくてもできる内容である
・営業に必要なものは長期的な計画に基づく戦略である
・未経験でもやりやすい代わりに工夫しないと成長できずに終わる

SES営業が市場価値を高める方法

市場価値

このようにSES営業が何故市場価値が低いのかが仕事内容から分かりました。

それではそんなSES営業が市場価値を高めるためにはどうすればいいのでしょうか?

脱マッチング

まず1つ目が「脱マッチング」、即ち単なるマッチングで終わらせないことです。

今基本的なマーケティングや集客はSNSやインフルエンサーが中心になっています。

したがって、メールの一斉送信やアポ取りという人海戦術はもう通用しません。

上記したように、長期的な戦略に基づくプレゼンがや多岐に渡る知識が必要です。

つまり単なる紹介や派遣だけではない「プラスα」のスキル・経験が必要になります。

今市場価値が高いといわれる人達は複数のテクニカルスキルを同時に使える人達です。

その為SES営業を収入のためと割り切って、別のスキルや経験を積んでください。

転職

勤め先のSES営業が市場価値を高められない会社なら将来性がないので転職すべきです。

会社に人を選ぶ権利があるように、転職者にも会社を選ぶ権利があります。

やりがいがあって成長もできるSES企業は探せばたくさんあるでしょう。

成長の場をたくさん与えてくれる企業でなければ市場価値は低いままです。

そのためにもしっかりした自己分析と企業研究を行ってください。

その会社の将来性をきちんと考慮できて、初めて市場価値を高められるのです。

もしくは同じ人材派遣でも別業界へ転職するなど選択肢は決して1つではありません。

別職種へ転身

転職とも被っていますが、思い切ってSES以外の職種に転職するのも1つの方法です。

具体例としては以下のものが挙げられるのではないでしょうか。

  • 人材紹介・派遣会社の営業職
  • システムエンジニア
  • システム開発の企画提案

転身するのであればIT業界や人材系の職種が有力ではないでしょうか。

流石に未経験からのスタートは市場価値が更に下がってしまいます。

幸いにもシステムエンジニアはまだまだ需要が高まっている職種です。

営業のまま終わるよりは思い切ってエンジニアに転職するという手もありです。

 

ワンポイント
・単なるマッチングに終わらないプラスαが必要である
・会社の将来性と自己成長を見極めて転職する
・SES営業に関連した職種への転職は極めて有力である

有能なSES営業になるためには

それでは有能なSESになるための方法をここで紹介します。

目標を共有する仕組みづくり

目標

まずは目標を共有するための仕組みを最初に作ってください。

ビジネスを成功させる上で最も大切なのは「仕組み」を作ることです。

目標の設定の仕方は以下の順番に従うといいでしょう。

  1. 自分たちが目指す姿(ビジョン)を共有する
  2. その目指すビジョンから逆算して目標数字を割り出す
  3. 目標数は現在ある能力よりもやや高めに設定する
  4. その目標数に対する日々の達成度を日報や週報などの形で共有する

この手順を踏まえ、あとはその数字に対する根拠をつけてください。

目標達成までのルールを仕組みとして作ることで自ずと目標へ近づいていきます。

逆にいえばこのロジックをきちんと踏まえなければ同じ失敗を繰り返すのです。

営業現場の話を聞く

営業

これが最も大切ですが、営業現場の生の声をとにかく徹底的に聞くことです。

営業というとどうしても口達者な人が求められると思われがちですが違います。

まず先にお客様の声に真摯に耳を傾けて何を求めているかを知らなければなりません。

また、その営業マン達が現場でどのような話の聞き方や提案をしているかを知りましょう。

最前線における生の声ほど営業において価値のある情報はありません。

現場の声を実態として知ることとそこからのフィードバックを徹底してください。

営業がエンジニアの知識を習得できる環境か調べる

そして3つ目に営業がエンジニアの知識を習得できる環境かを調べることです。

SES営業を行うためにはまず基礎的なエンジニアの知識を持たなければなりません。

この知識とは本やネットにあるような学術的な知識だけではなく実戦的な知恵も含まれます。

営業で現場の生の声が大事であるようにシステムエンジニアも現場の声が欠かせません。

それをスキルや経験として習得できる環境をきちんと与えることが大事なのです。

とにかくフットワークを軽くし現場に足を運んでたくさん学んでください。

そこまでやって初めて市場価値の高いSES営業が生まれるのです。

 

ワンポイント
・まずは目標を共有する仕組みを作ってやる気を促す
・営業の現場に出向き、そこで得た情報を大事にする
・システムエンジニアについての知識を常に習得できる環境を作る

SESを続けるべき人・辞めるべき人

続ける

それではSES営業を続けるべき人と辞めるべき人の特徴を解説します。

続けるべき人

まずSES営業を続けるべき人は以下の特徴を持っている人です。

  • 明確なビジョンや目標を持って主体的に営業活動を行っている
  • 将来的に独立してSES企業を設立する計画がある
  • フリーランスエージェントとして活動するつもりである

すなわち自主自立の精神で仕事に意義を見出せている人は続けるべきでしょう。

確かに市場価値は低い職種ですし、まだニッチな市場かもしれません。

しかし逆にいえば競争相手の少ないブルーオーシャンであり、成長するチャンスです。

どんな仕事にも意味はあるので、要は捉え方や考え方の問題ではないでしょうか。

スキルをきちんとつけようと思えば本人の努力や環境次第で習得できるのです。

辞めるべき人

逆に以下のような考え方を持っている人はSES営業を辞めるべきです。

  • SES営業の仕事に意義を見出せていない
  • 早いところ割り切って次の仕事に転職しようと考えている
  • ずっとこの仕事で安定し続けたい

このような旧来の無難な安定志向を持っている人は年数が経ったら早めに辞めましょう。

転職が当たり前になった今「この仕事をやっていれば大丈夫」という保証はありません。

ましてやSES営業は同じIT業界や人材紹介以外に通用するスキルではないのです。

専門家になるくらいの強い信念や度胸がなければなるべきではないでしょう。

逆にいえば、それくらい強い信念があって初めてSES営業に向いているといえます。

 

ワンポイント
専門家としてやっていく覚悟がなければ務まらない

SES営業からエンジニアへの転身

転職

それではSES営業からエンジニアへの転職はどうなのでしょうか?

営業の視点のあるエンジニアは評価が高い

SES営業を経験しているエンジニアは非常に高く評価されます

というのも自分の市場価値や立ち位置などを客観的に判断できるからです。

これがシステムエンジニアしか経験していないと視野が狭くなります。

視野が狭いと自分を客観視した冷静な判断ができないのです。

常にお客様に寄り添ったサービスの提供をする為には営業の視点は欠かせません。

自分のキャリアプラン形成を明確にする

2つ目に自分の市場価値を客観的にわかっていることは明確なキャリアプラン形成にも繋がります。

システムエンジニアの知識はもちろんお客様にとって何が大事かを知ることができるのです。

そうすれば自分のなすべきことや成功までの道のりも自ずと見えてきます。

それは営業を経験しなければ得られない視点でもあるのではないでしょうか。

だからこそSES営業からシステムエンジニアへの転職は有効なのです。

SES営業経験者のキャリアパスの例

キャリアウーマン

それではSES営業経験者はどのようなキャリアパスを描くのでしょうか?

ここではシステムエンジニア以外の職種を挙げてみます。

  • エンジニア系職種(VRエンジニア・IoTエンジニアなど)
  • ITコンサルタント
  • 1級スペシャリスト
  • 人材派遣・紹介系営業
  • IT業界内の管理職

キャリアパスは限られますが、本気で結果を出せばこれらの道も夢ではありません。

特にITコンサルタントなどはお客様に寄り添う営業の経験・スキルが必須です。

どの方向に進むのかをよくよく考えて素敵なキャリアを実現してください。

転職相談は転職エージェントを活用しよう

エージェント

SES営業以外でも自分がどの道に進むべきか分からない人は多いでしょう。

そういう人は是非転職エージェントを積極的に活用してください。

たとえ狭き門に思える職種であってもキャリアパスのアドバイスを与えてくれます。

また市場価値を高めるべく努力している人には非公開求人なども紹介してくれるのです。

自分がどういう道に進めばいいのか分からない時はエージェントに相談してみましょう。

まとめ

エンジニア

いかがでしたか?

SES営業の将来性をその可能性やキャリアパスの事例とともに紹介してきました。

結論からいえば、IT業界専門でキャリアを形成したい人以外は続けるべき仕事ではありません。

しかし市場価値は低いものの高めることはできる為、全ては自分の工夫次第です。

自分には何が向いていて何が向いていないのかを客観的に判断してください。

本稿がSES営業を基にしたキャリア形成のお役に立てば幸いです。

転職成功への近道は自分にあった転職サイトを見つけること!


転職サイトはそれぞれ特徴や強みが異なります。
そのため、転職成功には自分の目的や希望職種にあった転職サイトを見つけなければなりません。

  • 種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない
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こんな悩みをお持ちではないですか?

以下に転職サイトの選び方比較を紹介します。
是非参考にしてみてください!

転職サイトの選び方


転職サイトは以下のような進め方で選ぶと最適なものを選ぶことができます。

  • 「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
  • 転職目的や職種など希望から選ぶ

これらをより詳しく見ていきましょう。

「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける

転職サイトは大きく分けて2種類存在します。

  • エージェント型:担当のキャリアアドバイザーがついて転職活動のサポートをしてくれる
  • サイト(求人広告)型:求人広告が掲載されており、自身で転職活動を進める

それぞれメリット・デメリットはありますが、転職の成功率を上げるのであれば使い分けが重要です。

各サイトで扱っている求人も異なりますので少し面倒かと思っても満足のいく転職をするために使用してみてください。

転職目的や職種など希望から選ぶ

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