最近は企業に属さずフリータとして自由な働き方を選ぶ人も増えてきました。
フリーターとして活動すると業務形態が企業と異なるため履歴書の書き方も少し変わります。
今回はフリーターが転職活動する際の履歴書の書き方を女性目線で紹介します。
Contents
フリーターの履歴書の書き方を解説
まずフリーター業務は多岐にわたる場合が多いです。
なぜなら複数の取引先から業務委託していたりアルバイトを掛け持ちして働いている人が多いからです。
履歴書にフリーター期間の職例を書く際は業務別に分かりやすく分けて記入する必要があります。
通常の履歴書同様、業務に携わった期間が古いものから順番に記入します。
フリーランスで業務委託の場合は以下のように職歴欄に記入します。
(1行目)〇〇年/〇月 フリーランスとして〇〇に従事
(2行目) (取引先企業名)より〇〇業務を請負けおう(作業期間〇カ月)
案件の数が多い場合は企業名別に行を増やして業務内容と作業期間を簡潔に記入しましょう。
フリーランスで個人事業主にあたる場合は個人事業主として〇〇業務に従事と記入してください。
長期アルバイトの場合は以下のように職歴欄に記入します。
〇〇年/〇月 アルバイト先企業名 (アルバイト) 入社
フリーターが履歴書を書く時に意識すべきこと
履歴書の記入は注意するポイントがいくつかあります。
以下の項目ではフリーターが履歴書を書く際に気をつけるポイントを紹介します
ウソを書かないこと
あたりまえのことですが履歴書に嘘は記載しないでください。
フリーターの人は仕事の自由度も高く業務内容も自分で決めるため履歴書に嘘の情報を記載することは容易にできます。
稀に自分をよく見せようとしたり、より高いポジションへ応募するために自分の実績を偽った履歴書を提出する人がいます。
しかし履歴書に嘘をかくと経歴詐称となり詐欺罪に問われる可能性がありますので絶対に嘘はかかないでください。
誤字脱字がないように丁寧に書こう
履歴書を書く際は誤字脱字がないかを確認することが大切です。
時間をかけて丁寧に履歴書を作成しても誤字脱字が原因で書類選考で落とされる可能性が高まります。
特にフリーターの転職は過去の業務内容によっては記入文字数も多くなるためしっかりと確認するようにしましょう。
履歴書を書くときは誤字脱字の確認と記入漏れ項目がないか、そして丁寧な文字で記入されているかも意識しましょう。
丁寧に記入されていると面接官に好印象も与えられるので確認を怠らないようにしてください。
学歴と職歴を書く時のポイント
次に学歴と職歴欄の書き方とポイントについて紹介します。
基本の学歴と職歴の書き方
履歴書の職歴欄の基本的な書き方は以下のようになります。
(1行目) 職歴欄の中央に「学歴」と記入
(2行目) 〇〇年/〇月 (高校以降の学校名)入学
(3行目) 〇〇年/〇月 (同上の学校名)卒業
(4行目) 空白
(5行目) 職歴欄の中央に「職歴」と記入
(6行目) 〇〇年/〇月 (企業名)入社
(7行目) 〇〇年/〇月 (同上の企業名) 退社
(8行目) 空白
(9行目) 右寄せで「以上」と記入
学校名をどの範囲で記載するかは職歴とのバランスを考えて記入しましょう。
職歴が少なめの人は高校から記入、職歴のボリュームが多い人は大学から記入でも問題ありません。
職歴欄では入社と退社のタイミングを1行ずつ使用して記入するのが一般的です。
入社後のステータスは現在も在職中の人は在職中と記入しましょう。
フリーランスの場合は入社や退社ので1行ずつ使用することにこだわる必要はありません。
携わった業務内容と期間が分かりやすく伝わるように記入してください。
学歴を書く時のポイント
学歴を書くときは入学と卒業を1行ずつ分けて記入するのが一般的です。
古い時系列順に年月と所属した学校名、そしてその時点でのステータスを記入しましょう。
卒業せずに途中退学した人は退学した年月を記入の後、学校名に続き退学と記入します。
学校に在籍中に留学をした人は年月を記入の後、留学先学校名に続いて留学と記入してください。
学歴を書く時のポイントとしては直近から2校くらいを目途に記入しましょう。
小学校までさかのぼる必要はありません。一般的には高校以上の学歴を記入します。
中卒の人は学歴欄を空白にするのではなく中学校の情報を記入してください。
面接官が知りたいのは最終学歴ですので最終学歴は必ず記入するようにしましょう。
職歴を書く時のポイント
職歴欄を書く時も古い時系列順に職歴を記入するのが一般的です。
企業名と就業期間が面接官に分かるよう簡潔に書くことがポイントです。
フリーランスや個人事業主の人は業務内容と作業期間が明確になるように記入しましょう。
企業からの委託された業務についてはその企業名も書くことがポイントです。
履歴書は自己PRをするためのツールの1つです。
一般的な記入方法に沿って書くことと面接官に分かりやすく経歴やスキルを伝えることを意識しましょう。
空白期間がある時は書き方を工夫しよう
職務経歴を書く際に、仕事をしていない期間がある場合は書き方を工夫する必要があります。
特に半年以上の空白期間がある場合は理由を簡潔に書いておくことをおすすめします。
空白期間が長すぎると面接官によってはマイナスな印象をもつ人もいるでしょう。
「〇〇年〇月~〇〇年〇月まで英語学習のためアメリカ留学」などの明確な理由がある方が好印象に繋がります。
アルバイト経験は書いてもいいの?
履歴書の職歴欄にアルバイト経験も記入することは可能です。
ここではアルバイト雇用だった場合の履歴書の職歴欄記入方法を紹介します。
雇用形態がアルバイトだったことは記載しよう
職歴欄にアルバイト経験を記入する際はアルバイト先の名称の横に必ず(アルバイト)と記入します。
アルバイトであることを明確にしておかないと面接官に正社員と誤解される可能性があるため雇用形態は必ず記入しましょう。
短期のアルバイトの場合は履歴書に記入しなくても問題ありません。
3カ月以上の長期のアルバイトで応募先企業への自己PRにつながる業務と判断した場合に記入するようにしましょう。
業務内容を簡潔に記載しよう
アルバイト雇用だった場合は業務内容も簡潔に記載することをおすすめします。
特に職務経歴書を求められない新卒採用などでは履歴書に簡単な業務内容を記載しておきましょう。
記載することで面接官にも分かりやすく自分の経歴を伝えることができます。
業務内容を記載する際はなるべく応募先企業で役立ちそうな業務経験をアピールするようにしましょう。
フリーターの履歴書「自己PR」
つぎにフリーターから転職する際の自己PRの書き方について紹介します。
自己PR欄は面接官が最も目を通す項目の1つですので、面接官の印象に残る自己PRの書き方をマスターしましょう。
自己PRを書く時のポイント
- 具体的なエピソードをいれる
- 丁寧に読みやすい文章を心掛ける
- 実績やスキルを簡潔につたえる
- 応募先企業が求める人物像を想定してかく
自己PRを書くときはなるべく具体的なエピソードを盛り込んで自分をアピールすることが効果てきです。
「私には協調性があります」や「人とのコミュニケーションが得意です」のような自己PRは具体性がなく面接官に魅力が伝わりません。
協調性をアピールしたいのであれば「前職で〇〇をしたときにチームの調整役として高い評価を得た。」のように実例を使いましょう。
また文章を簡潔に分かりやすく記入することも大切です。
長すぎる文章や読みずらい文章は面接官にストレスを与えてしまいます。
いくつも自己PRをするのではなく1番アピールしたいことに絞ってコンパクトにまとめた文章を目指しましょう。
特ににフリーターの自己PRは具体的な実績やスキルを含んだ自己PRである必要があります。
応募先企業が求める人材をしっかりイメージして面接官に自己PRすることも大切です。
フリーターの自己PR例
「私はITスキルとマルチタスクマネジメントに自信があります。
5年間親の介護のためフリーターとして在宅ワークをしておりました。
ライターやコール業務、オンラインサイト運営など複数のクライアントを相手に掛け持ち業務をしていました。
1度に5案件以上の業務を抱えた月もありますが、納期に遅れたことやクライアントからクレームがあったことは1度もありません。
介護が落ち着き、在宅ワークである必要性が無くなったため今回貴社の〇〇職へ応募いたしました。」
自己PR文は要点から伝えると面接官に分かりやすくスキルを伝えられます。
また具体的な業務エピソードを盛り込むことで自己PRの内容に信憑性をもたせてください。
自己PRのあとには志望動機なども添えるとより印象にのこる自己PRを完成させましょう。
フリーターの履歴書「志望動機」
フリーターからの転職は志望動機も明確に分かりやすく伝えることが大切です。
ここでは履歴書の志望動機の書き方を紹介します。
志望動機を書く時のポイント
志望動機は書き方を工夫すると自己PRにもつなげることができます。
面接官が1番知りたい項目でもあるので手を抜かずしっかりと準備することが大切です。
志望動機を書く際は以下のポイントを意識して書きましょう。
- 分かりやすく簡潔に記載
- 志望動機は明確にする
- 丁寧に読みやすい文章を心掛ける
- 自己PRにつながる具体的エピソードも入れる
- その会社でなければならない理由も添える
- 入社意欲や応募先企業でどのように働けるかもアピール
面接官はたくさんの応募者の履歴書に目を通すため、印象に残る内容を書くことが大切です。
具体的なエピソードが含まれていると印象に残りやすいため、なるべく盛り込むようにしましょう。
また女性の場合は長く働ける人なのかも面接官が採用を検討するポイントとなります。
長期的目標なども視野に入れて志望動機を記載すると効果的です。
フリーターの志望動機例
「フリーター時代に培ったマルチタスクマネジメントスキルを活かして世界で活躍するWebデザイナーになりたいと思いました。
私は見聞を広めるために1年間フリーターとしてライターやWebデザインの仕事をしながら世界3カ国を旅しました。
今後は日本に拠点を置き日本の情報を世界に発信する窓口となるWebサイトの作成で国際交流の推進に貢献したいと考えます。
貴社では世界を視野にいれたサイト運営に力を入れているため自分のWebデザインのスキルを貴社にて発揮したいです。」
フリーターの場合はフリーター期間をどのように過ごしたのかを具体的に記入することがポイントです。
志望動機を明確にし、なぜその企業でならなければいけないのかも記入することで面接官の印象に残りやすくなります。
応募先企業の求める人物像に自分を近づけてアピールすることも忘れないでください。
【無料】DYM転職に転職相談する
フリーターの履歴書に関する疑問
フリーターの過ごし方は人それぞれなので、履歴書への記載方法は明確には決まっておりません。
自ら選択してフリーターをしている人もいれば、家庭の事情や健康上の理由からフリーターを選ぶ人もいます。
ここではフリーターの人がよく抱く疑問をピックアップして紹介します。
職歴が少ない場合の書き方は?
職歴が少ない場合どのように履歴書に記載するのかは悩むポイントです。
新卒採用であれば職歴がないのがあたりまえのため特に記入する必要がありません。
しかし中途採用で転職するなら、職歴は必ず正直に分かりやすく記入しましょう。
例えば1社で長く勤めた人は職歴欄を利用して勤務先と勤務期間だけでなく、昇進や配属変更などの経歴も記入すると効果的です。
フリーター期間が長く職歴が少ない人も携わった業務内容と期間を順番に分かりやすく職歴欄へ記入するようにしましょう。
1社のアルバイト経験のみであれば、勤務先企業名と雇用形態の他に携わった業務内容を簡潔に記入するのもおすすめです。
バイトから正社員になった経験はどう書く?
アルバイトをしていた企業で正社員に採用されたという人もいるのではないでしょうか。
その場合の履歴書の書き方は意外と知らない人が多いのでここで説明させていただきます。
書き方としては同じ企業でもアルバイト期間と正社員になったタイミングで分けて書くことがポイントです。
(1行目) 職歴欄中央に「職歴」と記入
(2行目) 〇〇年〇月 株式会社〇〇 (アルバイト勤務)
(3行目) 飲食店にて接客を担当
(4行目) 〇〇年〇月 同社の正社員に登用。現在に至る
面接官が読んでアルバイトから正社員になったことが分かりやすく伝わるように意識しましょう。
転職の悩みは転職エージェントに相談しよう
転職に悩んだらまずは転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントに登録すると履歴書の添削や面接アドバイス、応募先企業の情報など多くのサポートが受けられます。
特に今までフリータ―をしていた人や企業にまだ勤めたことがない人は面接で合格するためのノウハウを知る必要があります。
効率よく転職活動を進めるためにも1人ですべてを抱え込むのではなく気軽にエージェントに相談できる環境を作りましょう。
まだ1度も転職エージェントに登録したことがない人は是非この機会に登録してみてください。
【無料】DYM転職に転職相談するまとめ
フリーターの履歴書の書き方は明確になりましたか。
フリーターからの転職でも書き方のポイントさえつかめば企業に勤めている人と大差はありません。
履歴書に記入する際の注意事項やポイントをしっかり押さえてミスがないように準備しましょう。
重要なのは履歴書を通していかに自己アピールをするかです。
面接官に好感を持ってもらえるよう記載内容は工夫するようにしましょう。
今回は履歴書の書き方について紹介しましたが、時間に余裕のある人は職務経歴書の書き方も確認してください。
転職成功への近道は自分にあった転職サイトを見つけること!
転職サイトはそれぞれ特徴や強みが異なります。
そのため、転職成功には自分の目的や希望職種にあった転職サイトを見つけなければなりません。
- 種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない
- 自分にあった転職サイトはどうやって見つければいいの?
こんな悩みをお持ちではないですか?
以下に転職サイトの選び方と比較を紹介します。
是非参考にしてみてください!
転職サイトの選び方
転職サイトは以下のような進め方で選ぶと最適なものを選ぶことができます。
- 「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
- 転職目的や職種など希望から選ぶ
これらをより詳しく見ていきましょう。
「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
転職サイトは大きく分けて2種類存在します。
- エージェント型:担当のキャリアアドバイザーがついて転職活動のサポートをしてくれる
- サイト(求人広告)型:求人広告が掲載されており、自身で転職活動を進める
それぞれメリット・デメリットはありますが、転職の成功率を上げるのであれば使い分けが重要です。
各サイトで扱っている求人も異なりますので少し面倒かと思っても満足のいく転職をするために使用してみてください。
転職目的や職種など希望から選ぶ
すでに転職の目的が定まっている人もいることでしょう。
そんな方は「第二新卒の活躍を支援しているサイト」や「IT業界に特化したサイト」など、幅広い支援をしてくれる大手サイトだけでなく目的にあったサイトも活用するとより満足のいく転職ができます。
おすすめ転職エージェントBEST3
ウィメンズワークスが厳選した転職エージェントをご紹介します。
転職エージェントの特徴は求人数が多いことです。
そのため、幅広いがゆえに初めての転職やどの転職エージェントを使ったらいいかわからないこともあるでしょう。
そんな方は是非参考にしてみてください。
1位.マイナビAGENT
マイナビAGENTは20代・30代の転職に強い転職エージェントです。
担当者が親身になって応募書類の準備から面接対策まで転職をサポートしてくれるので、初めて転職する方でも安心です。
第二新卒のサポートも手厚く企業担当のアドバイザーが在籍しているため、職場の雰囲気や求人票に載っていない情報を知ることができます。
転職先でうまくやっていけるか不安な方や初めての転職にはおすすめです。
マイナビAGENTの評判はこちら
【無料】マイナビエージェントに転職相談する
2位.dodaエージェント
dodaエージェントは、幅広い業界や業種の求人を取り扱う国内最大級の転職エージェントです。
dodaのみが取り扱っている求人も多く、転職活動の視野を広げたい方におすすめです。
また、応募書類のアドバイスや書類だけでは伝わらない人柄や志向などを企業に伝えてくれたり、面接前後のサポートも手厚いです。
20代30代だけでなく地方での転職の方にもおすすめできる転職エージェントです。
3位.リクルートエージェント
リクルートエージェントは多数求人を保有している、転職支援実績No.1の総合転職エージェントです。
一般公開求人だけでなく、非公開求人数も10万件以上取り揃えています。
転職において求人数が多く実績も豊富なため、必ず登録すべき1社と言えます。
また、各業界・各職種に精通したキャリアアドバイザーがフルサポートしてくれるため、初めての転職でも利用しやすいでしょう。
おすすめ転職サイトBEST3
先述した通り、転職エージェントは求人が多いです。
しかし、エージェントに登録していない企業もあります。
転職は「情報をどれだけ集められるか」が非常に重要になります。
そのため、転職エージェントだけでなく転職サイトもぜひ活用していきましょう。
ウィメンズワークスが厳選した転職サイトをご紹介します。
1位.doda
dodaはリクナビNEXTに次いで多くの求人数を保有しており、利用者満足度の高い転職サイトです。
お気づきの方もいるかとおもいますが、dodaは転職エージェントと一体型なのです。
つまり、dodaに登録することで求人を見ることも、転職エージェントに相談することも出来ます。
情報収集をしつつ気になった企業への相談がすぐにできるので非常に魅力的な転職サイトと言えるでしょう。
転職初心者はリクナビNEXTと合わせて登録しておくことがおすすめです。
2位.マイナビ転職
マイナビ転職は、大手人材企業「マイナビ」が運営する転職サイトです。
20代〜30代前半に多く利用されている若者向け転職サイトで、若手を採用したい企業が多いので第二新卒や20代であれば転職成功に大きく近づけるでしょう。
また独占求人が多く、他サイトにない求人に巡り合うことができるのでこちらも登録することをおすすめします。
20代〜30代前半であれば登録しつつ他サイトと比較していくと選択肢が広がるきっかけになるでしょう。
マイナビ転職の評判はこちら
【無料】マイナビエージェントに転職相談する
3位.リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大手人材企業「リクルート」が運営する、業界最大規模の転職サイトです。
転職をする際はまず登録すべきサイトの一つです。
リクナビNEXTの掲載求人は20代~50代までと幅広く、地域に偏らないことも大きなメリットです。
リクナビNEXTであれば希望条件に合致する求人や地方在住に関わらず、自分に合う仕事が見つかるでしょう。
また、「グッドポイント診断」を使用すれば自分では気が付かない長所や強みを見つけるきっかけになります。
これらを活用して書類作成や面接準備もスムーズに進めることができるでしょう。