子育てをしながら仕事もする。そんなワーママと呼ばれる女性たちが年々増加しています。
2019年6月に改正法が施行された女性活躍推進法の影響もあり、これからもワーママの数は増え続けていくことでしょう。
今回の記事では、子育て女性におすすめの仕事を紹介するほか、仕事に復帰するメリットやデメリットについても解説します。
家庭と仕事を両立させるコツや子育て女性のトラブルについても触れますので、子どもをお持ちの皆さんは参考にしてください。
Contents
子育て女性におすすめの仕事を紹介
子育て女性におすすめの仕事をいくつかピックアップして紹介します。
まずはコールセンターやカスタマーセンターのコールスタッフ。電話を受けてお客さんとやり取りをする仕事です。
次に百貨店やスーパーの販売スタッフ。接客や商品の品出しなどが主な業務で、特別な資格を必要としません。
一般事務や医療事務も、子育て女性の間で人気の高いおすすめの仕事。
また、勤務時間や勤務地など希望に沿った仕事を見つけやすいという面では派遣もおすすめ。正社員になれる可能性もあります。
これらのうち一般事務と医療事務については、この後の項目でも詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
子育て女性が仕事復帰するメリット
出産と育児のために一度は働くことから離れた女性が再び仕事復帰する。そこにはどのようなメリットがあるでしょうか。
まずは金銭的メリット。子育てにかかるお金は多額です。パートナーの収入だけでは不安な場合も共働きなら不足を補えます。
次に精神的メリット。保育園などに子どもを預け、出産前と同じように生き生きと働くことによって、心にも張りが生まれます。
子どもと四六時中一緒の状況から離れることのメリットは大きいと感じる方もいるでしょう。得られるものは数知れません。
子育て女性におすすめ「一般事務」
子育て女性におすすめの仕事、一般事務について紹介します。
一般事務は企業に勤めて社内の様々な業務をサポートする仕事。職種や部署によってサポートの内容は様々です。
一般事務の主な仕事内容と子育て女性へのおすすめポイントについて、以下の項目で詳しく説明します。
仕事内容
一般事務の仕事内容は職種や配属された部署によって多種多様です。職場の数だけパターンがあるとさえいえるでしょう。
一般事務の仕事の多くはオフィスワーク。パソコンを使ってデータ入力をしたり書類を作成したり、伝票整理をしたりします。
その他、会社に届く荷物の受領やその仕分け作業、荷物の発送の手配、電話応対や来客への対応などが業務に含まれる場合も。
コピー用紙やトイレットペーパーなど、社内で必要とされる備品の数々を管理・購入する作業を任されることもあります。
幅広くサポートする力や柔軟さ、またサービス精神を求められる仕事だといえるでしょう。
おすすめポイント
一般事務の仕事のおすすめポイントは、まず特別な資格やスキルを必要としないことです。
簿記の資格やパソコンソフト関連のスキルなどがあれば採用の可能性はアップしますが、絶対的に必要なわけではありません。
すでに子育て女性が働いている場合があり、子育ての苦労に理解を示してもらえたり、休みが取りやすかったりするのも魅力的。
短時間での勤務やシフト制など多様な働き方が選択できて、子育てと仕事を両立させやすいこともおすすめポイントです。
子育て女性におすすめ「医療事務」
子育て女性におすすめのお仕事、医療事務について紹介します。
医療事務は各種医療機関に勤めて施設内の様々な業務をサポートする仕事。専門性が高い印象を抱く方も多いことでしょう。
実際の所はどうなのか、医療事務の主な仕事内容と子育て女性へのおすすめポイントについて、以下の項目で説明します。
仕事内容
勤める病院やクリニックによって、またその規模によっても、医療事務の仕事内容は違ってきます。
医療事務の主な業務は、来院者の受付や電話での応対、次の予約の案内やレセプトに基づいた診療報酬の請求処理など。
来院者が引きも切らない病院やクリニックでは、高い処理能力とスピーディな対応が常に求められます。
さらに重要なのが来院者へのにこやかな対応。あの病院の受付は冷たい、態度が悪い、などと言われるようではいけません。
医療機関の多くでは作業の電子化が進んでいるので、パソコンの基本的な各種ソフトを扱う能力も求められるでしょう。
おすすめポイント
医療事務の仕事のおすすめポイントは、専門性が高いイメージがありながら実は特別な資格を必要としないこと。
ただ、国家資格がない代わりに、日本保険医療事務協会が行う診療報酬請求事務能力認定試験など各種の民間資格があります。
それらの民間資格を持っていれば求人に応募した際に採用される確率が高くなるでしょう。
医療関係の仕事なだけに、子育て女性に対して大いに理解があることもポイント。周囲の助けが得られやすい環境です。
また各種病院やクリニックは全国どこにでもあるもの。希望の勤務地を選んで仕事できることも高ポイントといえるでしょう。
子育て女性が働きやすい条件とは
子育て女性が働きやすい条件とは何でしょうか。
拡大家族から核家族まで、人によって家庭環境は様々。そのため、働きやすい条件も厳密に言えば人それぞれです。
ただ、ワーママの多くが求める条件はやはりいくつかあるもの。
この項目では、子育て女性全般に広く当てはまる、働きやすい仕事や職場環境のポイントを3つ紹介します。
未経験でもできる仕事か
未経験でも挑戦できるかどうかは、子育て女性が働きやすい仕事の条件の1つです。
業務のために必要な資格を出産までに取得していれば別ですが、子育てをしながら特別な資格やスキルを得るのは難しいもの。
そのため、子育て女性が求人情報を検索する時は「未経験者歓迎」が条件になりやすい傾向があります。
しかし、特別な資格やスキルを要する仕事の方が、未経験者歓迎のものよりも報酬が高い場合がほとんど。
なので、子供が大きくなるまでは未経験者歓迎の仕事に就いておき、子育てに余裕が出て来たら資格を取るのも1つの手段です。
仕事内容は体力的に厳しくないか
楽しい反面、子育てには大変なことも多く、精神的にも体力的にも疲弊します。
仕事も子育ても常に全力でこなして、それでいてまったく疲れないという女性はまずいないのではないでしょうか。
そのため、子育て女性が働きやすい条件の1つには、体力的に厳しくない仕事内容かどうかが挙げられます。
仕事でヘトヘトになって家に帰るせいで、肝心の子育てに支障が出てしまうのでは本末転倒。
家族と一緒に楽しくて満ち足りた時間を過ごすためにも、できれば肉体的な負担の小さい仕事を選択したいものです。
子育てしながら働いている女性がいるか
子育て女性が働きやすい条件の最後は、同じ職場に子育てしながら働いている女性がいるかどうか。
ワーママが仕事をするにあたって、子育ての大変さを知っている人が周りにいることはとても重要です。
育児に関する苦労や喜びを分かち合えるので、精神的に余裕が生まれて、仕事や生活そのものにも張りが出ることでしょう。
とりわけ、子育て経験のある女性の上司がいると大助かり。理解があるので休みなどが取得しやすくなります。
子育てと家庭を両立させるポイント
子育ては楽しいけれど時に辛いもの。やり甲斐のある多くの仕事も、やはり様々な苦労を伴うもの。どちらも大変です。
それらを両立させ、どちらの面でも高いパフォーマンスを発揮できる自分でいるためには、大切なポイントが4つあります。
以下の項目では、それら4つのポイントについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
子育てしやすい職場を探そう
子育てと仕事を両立させるために重要なポイントの1つは、子育てしやすい職場を探すこと。
求人情報に「子育て女性歓迎」や「ワーママ大歓迎」などと記載している企業がありますので、積極的にチェックしましょう。
面接の際、自分が子育て中であることを話して、社内に同じ立場の女性がいるかどうかを確かめることも非常に大切です。
子育て優先。子育てに関しては譲らない。そんな姿勢を尊重してくれる企業に出会えれば、両立の実現は難しくありません。
家族と協力して支え合おう
子育てと仕事、どちらとも充実させるためには家族の協力も欠かせません。
子育てにまつわる楽しさと苦しさは、すべて夫婦平等に分かち合うことが理想的です。
パートナーと相談して、子育てと仕事との両立を実現するのに十分な余裕を、時間的にも体力的にも確保しましょう。
ただ、様々な理由から、1人で子育てをしなければならないママも多くいるはずです。
そんな場合も、子育てと仕事に関する悩みを絶対に1人で抱えないこと。
職場の仲間に打ち明けたり、進んで行政に頼ったりすることで少しでも負担を減らして、楽しく子育てできるようにしましょう。
家事に完璧を求めない
子育ても仕事も完璧にこなしたい。そんな完璧主義なワーママさんもいるかもしれません。
もちろん業務に抜けがあるのはいけないことです。ただ、同じ厳しさで家事に関してパーフェクトを求めるのはやめましょう。
そもそも家事に完璧などありません。理想を突き詰めれば切りがなく、これで終わりというはっきりした基準もないのです。
家事は毎日のこと。仕事で疲れてどうにもならない時には、割り切って手を抜いて、きちんとバランスを取りましょう。
自分自身に過度な負担をかけないこともまた、子育てと仕事を両立させるための大切なポイントの1つです。
子供とのコミュニケーションの時間を決めよう
子育てと仕事を両立させるポイント、最後の1つは子供とのコミュニケーションの時間を決めることです。
仕事をしていると、子供とのコミュニケーションの時間が十分に取れなくなることもあるもの。
するとそれが自分にも子供にも大きなストレスとなり、ひどい時には日常生活に支障をきたしてしまいます。
家庭が上手くいかないと仕事にも悪影響が出て、結果、子育てと仕事の両方に問題を抱えることにもなりかねません。
食事の時間、お風呂の時間など、家族が顔を合わせるタイミングで必ずコミュニケーションを取る。そう決めておきましょう。
子育て女性の仕事選びのポイント
この項目では、子育て女性の仕事選びのポイントについて確認しましょう。
大切なのは、肉体的、精神的負担がより少ない仕事や職場環境を選択することです。
子育ても仕事も身体が資本。無理なく健康的に続けられることが大前提です。
そのような視点に立って、基本的なポイントを2つ紹介します。
女性社員の比率が高い会社
就職先を選ぶなら、社員に占める女性の比率が高い会社を選びましょう。
周囲が子育てを経験した女性や自分と同じ子育て中の人ばかりなら、家庭と仕事を両立させる苦労をよく理解してもらえます。
子供が保育園に通い出して間もない頃など、急な発熱があったりするもの。そんな時も気兼ねせずに休ませてもらえるでしょう。
逆に周りが男性社員ばかりだと、今一つ子育ての苦労を理解してもらえず、ストレスを感じる場面に出くわすかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、会社選びの段階から十分気を付けたいものです。
産休や育休の利用や復職の実績がある会社
会社選びにあたっては、産休や育休の利用や復職の実績がちゃんとある会社を選ぶようにしましょう。
日本社会はまだ男性が産休や育休を取りづらい状況です。もしもの時にパートナーの助けが得られないことさえあるのです。
産休や育休を取得できる、より良いワークライフバランスの実現に前向きな会社であることは必ず確認しておきましょう。
また、産休や育休を取った後、復職を果たした女性社員がいるかどうかを確かめておくことも肝心です。
その実績が間違いなくあって、自分もまた復職できることが分かっていれば、より安心して働くことができるでしょう。
子育て女性の仕事のトラブルと対処法をチェック
子育て女性が仕事で被ることの多いトラブルに「マタハラ」があります。会社の上司や同僚からのマタニティハラスメントです。
マタニティハラスメントとは、妊娠・出産・育児に関することを理由にして、肉体的または精神的な被害を受けること。
たとえば育休の利用申請を「忙しいから困る」などの理由で認められなければ、それは間違いなくマタハラ。
子供の学校行事などの理由で休みを多く取りがちなことについて上司から嫌味を言われたりすれば、それもマタハラです。
対処法は相談窓口の担当者と話をすること。事業主にはマタハラ防止のために相談窓口を設置する義務があるのです。
まずはその窓口担当者に相談して、穏便に解決できるよう話を進めましょう。
転職の悩みは転職エージェントに相談しよう
子育てに余裕ができたタイミングでまた仕事に復帰したい。その際、できればより条件のいい会社に転職したい。
そんなふうに考えている子育て女性も数多くいることでしょう。
けれど、転職したい会社が子育て女性に対する理解のある会社かどうか、実際の所は分からないことが多いものです。
そんな時、頼りになるのが転職エージェント。
様々な企業の内情に精通した転職エージェントは、その会社がワークライフバランスを重んじる社風かどうかよく知っています。
困った時、悩んだ時は必ず転職エージェントに相談しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、子育て女性におすすめの仕事のほか、仕事復帰のメリットや家庭と仕事の両立のコツについて紹介しました。
妊娠・出産を経て、子育てをしながらもう一度働こうとする女性の割合は少しずつ増えています。
今回の記事がそんなワーママさんたちの参考になれば幸いです。
働いてみたい会社が子育て女性の活躍を後押ししてくれる企業かどうか知りたい時は、転職エージェントに相談しましょう。
子育てと仕事を両立させたいという思いに、エージェントたちは必ず誠意をもって応えてくれます。
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