昨今、キャリアアップの為に転職を目指す女性が増加傾向にあります。
しかし、転職はしようと思って簡単に出来るものではありません。
企業は書類選考や面接で、応募者のそれまでの経験や得たスキル、そして志望動機を吟味します。
特に面接は実際に企業側の採用担当者と顔を合わせる、転職活動において最も重要視されるものといえるでしょう。
なぜならその企業に採用されるかどうかはほとんど面接で決まってくるからです。
今回はそんな転職面接の際にわかると役立つ、不採用のサインとその対策方法を解説します。
Contents
転職面接での不採用サインは?
冒頭でも説明したように、転職活動において、面接は不可避の試練ともいえます。
転職面接では、企業から通知されるよりも前に、不採用のサインを読み取ることができるのをご存知でしょうか。
面接官から読み取れる不採用サイン
不採用のサインは、主に面接官の対応から読み取ることができます。
面接官の対応から読み取れる、よくある不採用のサインをここで確認しておきましょう。
面接時間が短い
まずよくあるパターンがこちらです。転職面接は基本的に30分から1時間ほど行われます。
最終面接や役員面接になると更に時間が長くなる傾向があります。
ところが、面接時間がたった10分や15分で終わってしまったらどうでしょう。
早く終わったと喜ぶべきでしょうか?
面接時間が短いのは、面接官がそれ以上質問をする必要性がないと感じ、面接を切り上げているからです。
つまり、一番わかりやすい不採用のサインといえます。
面接官も自社にマッチングしない人へ時間を割いている時間はありません。
もし極端に面接時間が短かった場合は、次の転職先を探すために気持ちを切り替えた方が良いでしょう。
質問が定型文のみ
これも度々見受けられるパターンです。
転職面接において、必ずされる志望動機や前職での経験、退職理由といった質問をいわゆる定型文と呼びます。
これらは応募者が社会人としてどんな経験をして、何故自社への転職を希望するのかを知るために必要な質問です。
「転職面接」という単語で検索をすれば、こういった質問が必ず来ることがわかります。
予め答えを用意して、暗記していく人が多いのではないでしょうか。
ですが、この定型文の質問だけで面接官が応募者の素質を見抜けるかといえば、答えはNOです。
転職面接はこういった質問に加えて、面接官が欲しい情報を得るための質問を織り交ぜられるのが基本です。
面接官もプロですから、定型文の質問に対する転職者の答えが予め用意されていることは知っています。
そこで、転職者の人間性を測るためにオリジナリティのある質問を繰り出すのです。
しかしながら、いざ臨んだ転職面接で、定型文の質問しかされずに終わってしまった場合はどうでしょうか。
この場合は、不採用であることがほとんどです。
決まった質問以外、面接官が尋ねる必要がないと判断した結果、定型文の質問のみで終わってしまうためです。
加えて、質問が少ないと、面接時間も自然と短くなりますから、二重の意味で不採用のサインといえます。
不採用と関係ないサインやフラグは?
ここまで不採用のサインを見てきましたが、それとは逆に、不採用だと思われがちなサインやフラグもあります。
では一体どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは不採用とは関係のない、よくあるパターンについて説明していきます。
連絡が遅い
一番耳にするのがこのパターンです。
転職面接後、選考結果の連絡がすぐにこない場合は不採用のサインだと捉えてしまう応募者も居るようです。
しかし、企業が何も言わずに転職希望者を不採用にして放置することはありません。
これは担当者が多忙、もしくは承認に時間がかかるなど、企業側の手続きの問題であることがほとんどです。
また、連絡をするタイミングは企業によって様々です。
合否にかかわらず、応募者に対する連絡は必ず来ます。
連絡が遅いからといって不採用と決めつけないようにしましょう。
交通費を支給される
転職面接をしに行く企業によっては、距離にかかわらず交通費を支給されることがあります。
これに関しても、その企業によって対応が違うだけで、合否に直接かかわる問題ではありません。
交通費を支給される場合は、当日領収書を持参する必要があるかどうかを事前に企業に確認しておきましょう。
合格だと勘違いしやすいサイン
転職面接には、不採用のサインとは逆に、合格したと勘違いしやすいサインも存在します。
ぬか喜びをしてしまわないよう、ここではそんな勘違いしやすい面接官のサインを確認しておきましょう。
面接の話が盛り上がった
緊張感と重圧に耐えながら進む転職面接もあれば、面接官と世間話も交えてにこやかに進む転職面接もあります。
前者で力を出し切れなかったと嘆くケースもありますが、何より危険なのは後者だと知っていますか?
面接官との会話が盛り上がり、和やかに面接が終わったことに満足し、合格したと勘違いしてしまうことが多いのです。
面接が盛り上がったのは、あくまで面接官の手腕による結果となります。
緊張感をほぐすと共に、応募者の取り繕っていない人間性を見ているのです。
そこで油断して敬語を忘れたり、言わなくても良いことを口にしていた応募者を、面接官は採用するでしょうか?
いくら話が盛り上がったからといって、面接官に気に入られた、きっと合格するだろう、と思い込むのは止めましょう。
自分の思い通りにアピールできた
志望動機や転職理由などは予め答えを用意して、受け答えがスムーズに出来るようにしていくことが多いでしょう。
しかし、緊張してしまい、うまく回答が出来なかった……といった失敗も転職面接にはつきものです。
それとは逆に、重圧を乗り越え、自分の思い通りに面接官の前でアピールが出来た場合はどうでしょうか。
練習の成果が出せたことで、ぐっと合格する確率が上がるように感じられますが、実際は違う可能性が高いです。
思い通りのアピールが出来たとしても、それが会社の求める回答でなければ採用される可能性は低くなります。
手応えがあっても不合格になる理由は
転職面接において、思い通りにアピールが出来たなど、手応えを感じても実際は不合格になるケースが見受けられます。
何故そのようなことになってしまうのでしょうか。
多くは、面接を受けた会社の仕事内容や思想にそぐわない回答をしている場合があります。
特に多いのが、入社後の展望についての回答です。
その会社に入社した後、自分がどうなっていきたいか。
実際の業務内容とかけ離れていたり、漠然とした回答では、入社後のギャップが激しくなる可能性を考慮されます。
入社後のギャップが激しければ激しいほど、応募者にとっても、会社にとっても、得るものが少なくなっていきます。
せっかく転職をしたのにすぐ退職してしまう、といったトラブルにも繋がるのです。
自分ではよく出来たつもりでも、それが転職面接を受けた会社に合ったアピールなのか、今一度考える必要があります。
不採用サイン・フラグを見てから挽回するには?
ここまで様々な不採用のサインやフラグを確認してきました。
実際の転職面接において、これらのサイン・フラグを発見した場合はどうしたら良いのでしょうか。
まずは自分のそれまでの回答を思い返してみましょう。
面接官が投げかけた質問に対しての答えになっているかを冷静に考えることが必要です。
もし的外れな回答をしてしまっていた場合は、改めて答えを考えなおしましょう。
どんなに短い転職面接でも、最後に質疑応答の時間が設けられます。
その際に「先ほどの質問についてなのですが」と面接官に切り込んでいき、改めて回答をするのも一つの手段です。
質問内容を覚えていられないのであれば、メモを活用することをおすすめします。
紙とペンを用意していき、「メモをとってもよろしいでしょうか」と面接官に尋ねましょう。
特別な事情がない限り、多くの面接官は許可を出してくれる筈です。
メモを見返し、冷静に自己分析をした後に改めて回答をすることで、面接官に興味を持たれる可能性があります。
不採用のサイン・フラグを見てもすぐに諦めず、過ちを正して食いついていきましょう。
そうすることで挽回のチャンスを得られる可能性が高くなります。
不採用サイン・フラグリストをチェック
前述したもの以外の不採用のサインやフラグにはどのようなものがあるのか、ここでチェックしていきましょう。
面接官がそっけない
どんなに投げかけられた質問に対して的確な回答をしても、面接官が素っ気ない態度を見せるケースがあります。
その会社の社風と応募者のアピールや雰囲気が嚙み合わず、不採用になる場合があります。
質問が少ない
これは前述した、「質問が定型文のみ」と似ているパターンです。
また、この場合は面接時間も短くなりますので、不採用になる可能性は非常に高くなります。
逆質問の回答が丁寧ではない
転職面接の最後には質疑応答の時間が設けられます。
しかし、そこで応募者からの逆質問に対し、面接官が丁寧に答えない場合があります。
自社の情報を教える必要性を感じていない、ということになり、こちらもまた不採用になる可能性が高いでしょう。
採用後の話がない
転職面接では、入社後の業務内容や待遇についてなど、採用後の話をされる場合が多く見受けられます。
これらの情報は求人票には掲載されていない情報であり、応募者にとっても入社にかかわる重要な話です。
だというのに、そういった採用後の話が一切されない場合は、採用される見込みが低いと考えられます。
自社の紹介やメリットを話さない
会社が面接をするということは、少なくとも応募者に対して興味を持っているからです。
そして応募者もまた、会社に興味を持って応募しています。
転職面接はお互いの長所を紹介しあい、互いにとってのメリットを確認する場です。
面接の場で会社側が自社紹介やメリットの説明をしない場合は、応募者に対する興味を失っている可能性があります。
採用する予定のない応募者に対し、自社についての説明やメリットを話しても意味がないと判断されているのです。
面接官が首をかしげたりうつむいたりしている
質問に対して回答しても、それを聞いた面接官が首を傾げたり、うつむいたりしている場合はどうでしょうか。
応募者が自分ではしっかり回答しているつもりでも、面接官が的外れな回答として捉えている可能性があります。
こういった反応が終始続けば、その会社が求めている人物像とかけ離れているとして、不採用になる場合があります。
回答に対して反論や否定をされる
転職面接では、面接官から様々な質問をされます。
定型文の質問もあれば、面接官独自の質問や、今後の展望といった応募者の人間性を知るための質問もあります。
それらに回答していく中で、面接官から反論や否定をされるケースも少なくはありません。
これには緊張した状況の中での対応力を測っている場合と、面接官が応募者の粗を探している場合に分けられます。
後者であれば、その会社の求める人物像に応募者が適していないということになるので、気を付けましょう。
面接官の反応を見て冷静に対応するために面接対策をしよう
このように、不採用のサインやフラグは、主に面接官の反応から読み取ることが出来ます。
転職面接では、目の前に居る面接官の反応を見て、冷静に対応する能力が必要になります。
それは一日や二日で出来ることではありません。
しっかりと対策をしなければ、せっかく書類選考を通過しても、面接で不採用になるのです。
面接官から与えられる圧迫感や緊張感に負けず、質問に対する回答ができるように、練習を積み重ねていきましょう。
また、面接本番の緊張状態では、質問された内容や、逆質問の回答を忘れてしまう場合もあります。
もしもの場合に備えて、メモの準備をしていくことをおすすめします。
面接対策で困ったら転職エージェントに相談しよう
面接対策といっても具体的にどのようなことをするべきなのかわからない、という方も多くいらっしゃいます。
その場合は、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントは多くの転職希望者をサポートしてきた、いうなれば転職のプロです。
転職面接におけるノウハウを誰よりも熟知しています。
実際に本番を想定した模擬面接を行い、面接官の立場から見たアドバイスを貰うことも出来ます。
一人で悩むよりも、転職エージェントに相談することで、より効率的に面接対策が行えるでしょう。
まとめ
ここまで転職面接における様々な不採用のサインやフラグ、そしてその挽回方法を説明してきました。
転職面接はどのような会社でも必ず行われます。
そこでいかに面接官の反応を見て冷静に対応できるかが、合否にかかわるポイントです。
もし面接対策で困っているのであれば、転職エージェントに相談し、効果的な対策を取ることをおすすめします。
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