転職面接では「得意科目」について質問されることがあります。
一見すると簡単な質問のように思えますが、実は答え方が難しい質問でもあるのです。
では得意科目を聞かれた時どのように回答すればいいのか、思いつかない時の対処法と一緒にご説明します。
Contents
- 1 女性が面接で得意科目・苦手科目を聞かれた時の答え方を解説
- 2 面接官が得意科目や苦手科目を聞く理由は?
- 3 面接で得意科目・苦手科目を回答する時のポイント
- 4 面接で得意科目・苦手科目を回答する時の注意点
- 5 面接での得意科目・苦手科目の回答例をチェック
- 6 面接での得意科目・苦手科目のNG回答例
- 7 得意科目や苦手科目が思いつかない時は?
- 8 履歴書に得意科目や苦手科目を書く方法
- 9 転職の面接対策は転職エージェントを活用しよう
- 10 まとめ
- 11 転職成功への近道は自分にあった転職サイトを見つけること!
- 12 転職サイトの選び方
- 13 おすすめ転職エージェントBEST3
- 14 おすすめ転職サイトBEST3
- 15 まずは派遣!そんな考えのあなたに
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女性が面接で得意科目・苦手科目を聞かれた時の答え方を解説
転職面接ではよく得意科目や苦手科目について質問されることがあります。
学生時代のことなので詳しいことは覚えていないという方もいらっしゃるでしょう。
得意科目や苦手科目に回答するには事前準備が欠かせません。
その場の思い付きで回答できるほど簡単な質問ではないので、あらかじめ回答を準備しておく必要があるのです。
面接官が得意科目や苦手科目を聞く理由は?
面接官はなぜ得意科目や苦手科目について質問するのでしょうか。
具体的な理由について確認していきましょう。
得意科目を聞く理由は?
面接官は目の前の応募者が会社にとってどれほど役に立つ人材なのか知りたがっています。
そのために学生時代得意だった科目を聞くことで、どのような人材かイメージしているのです。
得意科目にはあなたの性格や思考パターンが現れるもの。
文系科目が得意なのか理系科目が得意なのかによってあなたの考え方がみえてきます。
苦手科目を聞く理由は?
面接官はあなたの苦手科目そのものを知りたいというわけではありません。
苦手な科目に対してどのように対応してきたか知りたがっています。
人間誰しも得意なこともあれば苦手なこともあるのです。
苦手科目を聞くことで、困難に対してどのように対処してきたかあなたの考えをチェックしています。
そこからあなたの人間性や価値観、仕事への向き合い方を把握しようとしているのです。
面接で得意科目・苦手科目を回答する時のポイント
面接で得意科目や苦手科目を聞かれたらどのように回答すればいいのでしょうか。
面接官にとってあなたの人間性や価値観を知るうえで大切な質問です。
答え方によっては高評価・低評価どちらにもつながることがあります。
あらかじめ回答する時のポイントを確認していきましょう。
共通する回答のポイント
得意科目および苦手科目に対して共通する回答ポイントは自信をもって回答することです。
得意科目はあなたが得意だったことなので自信をもって答えられるでしょう。
しかし苦手科目の場合そうはいきません。
人間誰しも苦手なことをさらけ出すのは勇気がいるものです。
だからこそ、苦手な科目でも堂々と話すことで、失敗を次につなげられる良い人材だと評価されるでしょう。
得意科目を回答するポイント
面接官が得意科目を聞く理由はあなたがどのような人材かイメージするためです。
転職者は新卒者にくらべ、会社がじっくり育てるというよりある程度即戦力を求めています。
したがって、あなたが会社にとって有益な人材であるとアピールできるよう専門科目を中心に回答しましょう。
一般教養科目や基礎科目より専門科目の方が仕事に適合するか判断しやすくなります。
また、専門性の高い領域の勉強をしてきたということはそれそのものがあなたの強みになるのです。
誰でも専門科目を勉強できるわけではありません。
独自性や周りとの差別化をアピールするため得意科目は専門科目について回答しましょう。
苦手科目を回答するポイント
面接官が苦手科目を質問する理由は、苦手な領域に対してどのように向き合い対処してきたか知るためです。
したがって、苦手科目を回答するときはどのようにして乗り越えてきたのか具体的に述べましょう。
会社では必ずしもあなたが望む仕事だけできるわけではありません。
時にはあなたが苦手だと思うような仕事を担当させられることもあるのです。
そんな時あなたがどのように対応し、仕事に取り組んでくれる人なのかを面接官はチェックしています。
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面接で得意科目・苦手科目を回答する時の注意点
得意科目や苦手科目を回答する時はどのような点に注意すればいいのでしょうか。
注意点をあらかじめ確認しておくことで、本番の面接でも堂々と回答できるようになります。
面接本番で注意すべきことを3つ確認していきましょう。
「ありません」はNG
得意科目は即戦力となる人材か判断するため、苦手科目は苦手に対してどう対処するか知るために質問されます。
したがって、得意科目や苦手科目を聞かれた際に「ありません」と回答するのはNGです。
ありませんという回答は、質問に対して答える意思がないということ。
つまり回答を放棄したとマイナス評価を与える危険性があるのです。
さらに、学生時代は勉強せず漫然と過ごしていたという印象にも繋がるでしょう。
したがって、「ありません」という回答は絶対に避けるべきです。
事前に得意科目や苦手科目を聞かれた時の回答を準備して面接を受けましょう。
仕事に結びつかない内容
特に得意科目を回答する時に注意してほしいのが、仕事に結びつかない内容の回答をすることです。
たとえば医療事務の面接を受けているのに「得意科目は地学です」という回答では面接官の心に響かないでしょう。
したがって、どのように得意分野を深く掘り下げて学んだか勉強に対する姿勢を付け加えることがポイントです。
もし仕事に結びつくような専門科目がないのであれば、教養科目の中で活用できそうな科目をアピールしましょう。
専門的な用語は避けよう
自分の得意科目をアピールする際に注意したいのが専門用語を多用することです。
専門性の高い科目に登場する用語は一般の人に通じないことが多いもの。
もしあなたがまったく知らない用語を羅列されたらどのように感じますか?
目の前の応募者は高い専門性を持った人材だと評価されるかもしれません。
また、仕事の内容に関係することなら専門用語も使ってアピールした方がいいでしょう。
しかし、難しすぎる専門用語は聞いている側からすれば耳をふさぎたくなるものです。
その結果コミュニケーションに気遣いができない人という悪い印象を与えるかもしれません。
得意科目の用語が一般の人にも通じるかどうか気を付けながら適切にアピールしましょう。
面接での得意科目・苦手科目の回答例をチェック
それでは実際に面接の場面を想定して、得意科目・苦手科目について問われたときの回答例をみていきましょう。
得意科目の例
私の得意科目は産業心理学です。
会社という組織の中で社員が生き生き仕事をするには、どのような環境が必要なのか興味を持ったので研究しました。
「やる気の研究」を主なテーマに掲げ、欧米の様々な論文を読み分析したのです。
その結果、好きな仕事を任されその仕事がおもしろいと感じる時に人はやりがいを感じることが分かりました。
産業心理学の勉強を通して、本来私たちが持つやる気を引き出すため企業は様々な施策を打っていることを知りました。
もし採用していただけたら、社員がやる気を引き出せるような取組みを行ってみたいです。
苦手科目の例
私の苦手科目は経済学です。
勉強し始めた当初は専門用語も多く、数学の理論も出てきて非常に高いハードルを感じていました。
しかし経済学は日常の生活の底辺に流れているものだと気づき、逃げてはいけないと感じるようになったのです。
それからは参考書を毎日読むようにし、さらに今まで読んでこなかった新聞を毎日読み始めました。
その結果、実生活と経済学を関連付けて物事を考えるようになれたのです。
苦手な科目でも学ぶことを辞めなければ好きになれることが分かりました。
経済学を克服できたとはいえませんが学ぶことは楽しいことだと気づけたのは学生時代の大きな収穫です。
その他の例
苦手科目を始め面接官からあなたの苦手なことを聞かれることはよくあります。
勉強の科目からは外れますが、たとえば嫌いな人との接し方に対して質問されたとしてその回答例をみていきましょう。
「サークルのある部員とはなかなか共通の話題が見つからず、ほとんど会話をしませんでした。
どうにか少しでも仲良くできないものかと思っていましたが、あるとき偶然学食で会ったので昼食を一緒に食べたのです。
最初は会話が弾みませんでしたが、お互いエスニック料理が好きなことが分かったことをきっかけに話が膨らみました。
その後は日常的に挨拶を交わし、一緒にランチを食べに行く仲に発展しました。」
あなたが感じる「苦手」という感情をどう乗り越えたか、具体的な経験談を述べましょう。
面接での得意科目・苦手科目のNG回答例
面接で得意科目を答えるときは専門用語を使いすぎず簡潔に回答することがポイントです。
一方で苦手科目を回答する時は、具体例をもとにどう乗り越えたアピールすることが高評価につながるでしょう。
続いては、得意科目や苦手科目を質問されたときこれだけは気を付けたいというポイントを説明します。
NG回答例と一緒にみていきましょう。
得意科目のNG回答例
「私は英語が得意です。英語の歌が好きでその意味を知りたくて興味を持ち、次第に英語が好きになりました。」
このような回答は事実を述べているだけなので避けましょう。
面接官が得意科目を聞く目的は即戦力として活躍してくれそうかを判断するため。
得意科目が会社でどのように活かせるのか具体的に伝えましょう。
苦手科目のNG回答例
「私は数学が苦手科目でした。
自分の得意科目で単位を取得できたので、数学はほとんど勉強せず最低限単位だけもらえるよう努力しました。」
これでは苦手なことから逃げた人、困難ことにぶつかったら楽な道を選ぶ人という悪い印象を与えてしまいます。
面接官が苦手科目を聞く理由はどのようにして克服してきたか知るため。
それを通してあなたの人間性や価値観を知りたいのです。
苦手なのであきらめた、という結論では良い印象を与えられず、最悪の場合は合否に直結するかもしれません。
苦手科目はどのように向き合ってきたのか、そこから何を学んだのか答えることがポイントです。
得意科目や苦手科目が思いつかない時は?
場合によっては、あなたにとっての得意科目・苦手科目がないこともあるでしょう。
そんなときは徹底的に自己分析してください。
自分のことを一番知っているのは自分自身といわれますが、本当にそうなのでしょうか。
改めて深く掘り下げて自分を見つめ直すことで、新しい発見につながるかもしれません。
少しでも得意と感じていた科目や苦手と感じていた科目があるはずです。
そこからストーリーを組み立ててみましょう。
面接官が得意科目を聞く理由は会社にどのような貢献をしてくれるか知りたがっているからです。
そして苦手科目を聞く理由は困難に対してどのように克服してきたか知るためということを忘れてはいけません。
この2つを再確認し、面接官に好印象を与えることのできる得意科目や苦手科目の回答を作りましょう。
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履歴書に得意科目や苦手科目を書く方法
得意科目を書く場合は科目名だけ書くのではありません。
なぜ得意になったか、そして会社でどのように活かせるか具体的に書きましょう。
苦手科目の場合は、どのように向き合い乗り越えてきたのか説明してください。
いずれにしても科目名だけでなくその背景を具体的に書くことが面接官に好印象を与えるポイントです。
転職の面接対策は転職エージェントを活用しよう
面接の想定問答を始め、転職活動では数多くの困難にぶつかります。
1人で乗り越えることは難しい場合が多いので、転職エージェントを活用しましょう。
エージェントはあなたの転職が成功するよう親身になって的確にアドバイスしてくれます。
志望動機や効果的な自己PRの方法なども踏まえ、あなたを転職成功に導いてくれるでしょう。
まとめ
得意科目や苦手科目についての質問は簡単なようで難しい質問です。
その場の思い付きで回答できるものではなく、自己分析を踏まえしっかりとした準備が必要になります。
得意科目は専門性の高い科目を回答してアピールし、どれほど会社の業務に役立つかにつなげて答えましょう。
苦手科目はどのようにして乗り越えてきたか回答することがポイントです。
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