転職面接をクリアする方法として効果が期待できるのはロールプレイングです。面接用のロールプレイングの実践方法のポイントを解説します。
本番の面接に備えて緊張感を解きほぐすためのコツについても併せて紹介する特集です。
Contents
転職面接のロールプレイングのやり方
転職面接を受けても毎回不合格になってしまうと悩んでませんか?
あるいは人前で話すことに慣れていなくて自信がないという場合には面接用にロールプレイングを実施してみることをおすすめします。
ロールプレイングとは役割演技という意味を持っている言葉です。
自分を主役に仕立てながら関係者などの協力を得て面接官になりきってもらい疑似面接をすることを指します。
本番に向けての練習として最適です。
今回は転職面接におけるロールプレイングについての方法やポイント・実施の際の注意点などに触れていく特集です。
ぜひ参考にしてみてください。
ロールプレイングには準備が必要
本番の面接前にリハーサルをしておきたいと思うものです。そのために面接用のロールプレイングを行う方法が考えられます。
ロールプレイングを行うためには複数の人の協力を得ておきましょう。できればグループ制にして大人数にしても効果的です。
演技をする人と観察する人など役割を決定し実際に面接の風景を再現していきます。
ある程度事前に準備して段取りを組んでから行なうようにしましょう。
ロールプレイングは協力者が必要
準備として欠かせないのは複数の協力者です。
最少人数としては2人でも可能ですができればもう少し人数がいるとより参考になるアイデアが出てきます。
なぜなら全員でフィードバックをすることが出来るからです。その意見を参考にしてその場で修正していくことが出来ます。
面接を受けに来た応募者役を1人仕立てたらそれ以外のメンバーは面接官に成り切ります。
後は本番を想定した面接を行うつもりで一通りの行程を進めていくだけです。
質問集を準備
面接のロールプレイングを行う前にはどのような質問をするのかを決めておかなければなりません。
質問集を作成してそれを使用した実演をするようにしましょう。面接でよく聞かれる項目などはネットで調べればたくさん出てきます。
基本的な質問事項以外にも、やや変わった内容のものも含めた上級編なども考えておくとより効果的です。
どの質問をどのタイミングでするのかは面接官役の人がランダムに行なっていくとよいでしょう。そのほうが臨場感が出るからです。
面接力アップのためには客観視
転職面接のロールプレイングでの注意点は主観的な見方をしないことです。
自分の都合で適当に行なうとちょっとしたミスも見逃してしまいます。
あくまでも面接官役ならその人のキャラクターに関係なく成り切って、応募者役なら素直に意見や修正点を受け入れる姿勢が大切です。
では具体的に面接力を向上させるための方法について述べていきましょう。
録画は必須
自分が行なった面接ロールプレイングのやり取りはその場だけで片付けないで、必ず一部始終を録画をしておきましょう。
録画方法はスマホなどで構いません。
改めて録画した映像を見直しながら良かった点・悪かった点などを把握しておくことで次につながっていきます。
できる限り何度も録画映像を見続け、ロールプレイングをするたびに新しい録画も忘れずに行なうとよいでしょう。
改善点は細かくメモをする
自分が行なった模擬面接の細かい点をチェックすることです。
一応は本番さながらに面接の行程をくんでいくので真剣な態度でこなしていきます。
その中でとくに悪かった部分はどうしてそうなったのかを分析し、次に行う時までに改善できるよう再度構築して練習を重ねることです。
やはり本番を想定して慣れていくことが大切です。そのためにも改善すべき点をメモして何度も読み返しておきましょう。
面接官の視点でチェック
本番当日は面接を受ける側になりますが、ロールプレイングでは常に客観視した判断が重要です。
もし自分が面接官だとしたらどのような点にチェックを入れるでしょうか?
自分を面接官側に置き換えてみて、その回答や言動が正しかったのかどうか成り切った気分で考察してみましょう。
第一印象で全てが決まる
どの企業の面接でも第一印象が問われます。身だしなみはもちろんのこと、姿勢や態度は常識をわきまえているかどうかを判断します。
しかも本番の面接官は最初の3秒で見抜くようです。初対面から即座に何かの印象を抱くことになります。
服装や言葉づかい・態度の3点は判断するポイントです。
そこでロールプレイングの時でも、できるだけ本番を想定し面接用の服装を着用して行なうとよいでしょう。
また自然な言葉使いで話しているかをチェックしてもらい態度やマナーに問題がないかも含めて判定をするのがベストです。
的はずれな回答はないか
回答に的外れな発言はないでしょうか?まず質問に答える内容は30秒以内に収める意識を持って取り組むことが大切です。
人が相手の話を理解するには簡潔さが欠かせません。
あまり冗長に話してしまうと要点がますますぼやけて話の筋が分からなくなりかねません。
中身のない発言を延々と続けてしまうと評価が低くなってしまいます。
質問されている内容を素早く理解し的確な回答を心掛けましょう。
自己PRに自分らしさがあるか
面接の項目の中には必ず自己PRをする場面があります。自己PRは定番になっていることから重要な意味があると断言できるでしょう。
自己PRこそが自分を売り込むプレゼンテーションです。自分の強みと人柄を初めて会う相手に主張する手段として生かせます。
なるべく具体性のある長所や強みのアピールをするようにしましょう。今では面接の自己PRの回答例はネット上でいくらでも見れます。
しかしそれをなぞってただ暗記し棒読みしただけでは通用しないと思ってください。
必ず面接を受けに行った企業の内容や理念などに合致させるため改編をすることです。
事前に調査して企業理念や業務内容を把握しておく作業も忘れてはなりません。
会話はスムーズか
ロールプレイング中の会話やコミュニケーションはうまくはかどっているでしょうか?
とくにコミュニケーションの基本は相手の話を聞く力を必要とします。
面接官が質問している時は遮ることはしていませんか?
緊張をしているあまり常に自分本位に喋ろうとしてしまうと会話が成立しません。
面接官の質問や話を聞くという行動そのものが面接の態度として重要なことではないでしょうか?
スムーズな会話のやりとりをするには相手の話を最後まで聞く習慣を保ちましょう。
姿勢は良いか
面接の基本ともいえるのが姿勢です。背筋が伸びた正しい座り方をしているでしょうか?
姿勢が悪いと自信のなさや横柄さなどの悪い印象を与えかねません。またそれとは逆にあまりにも不自然な行儀良さもよくありません。
変に力んでしまうと勢いだけの人物かと思われてしまいます。新卒者なら大目に見てもらえるかもしれません。
しかしあくまでも転職面接なので自分らしい自然な姿と大らかな姿勢をキープすることが大切です。
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ロールプレイングから得られるものとは
転職面接のロールプレイングを行うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか?
ここでは面接のためのロールプレイングによって判断できる大切なポイントを解説していきます。
自分の癖や視点の合わせ方など、以下の内容が客観的に見えてきて今後改善する判断材料になることでしょう。
口癖や動作の癖が見える
先述してあるようにロールプレイングを行うにあたってスマホ・タブレットなどで動画を録画するとよいでしょう。
なぜなら自分では普段気がつかない無意識な動作が客観視できるからです。
面接で見せた笑顔に無理があって引きつっている場合もあれば、説得力のない発言・癖など自分では気がついていない盲点が発見できます。
それを後から見直しできる限り改善することも可能だからです。
面接する側の視点で人を見る
ロールプレイングでは複数人で役を交替しながら進行していくことが原則です。
面接を受けに来た応募者役だけではなく自分が面接官になって相手に質問するということもできます。
この面接する側の視点も味わっておくことで、本番の面接でも落ち着いて反応できるようになるでしょう。
自分が面接官ならどのような人材を求めるだろうかという視点が理解できれば、それを改めてフィードバックすることも可能です。
本番の緊張を取り除くには
面接の本番で緊張しないための方法は1つしかありません。それは事前の十分な下準備をしておくことです。
準備の基本としては質問事項の予測と回答方法を考えておくのがよいでしょう。面接での質問事項では志望動機は必ず聞かれます。
どうしてその企業を希望し何を実現させたいのかを明確に考えておくことです。自己アピールも必ず行うことになるでしょう。
自分の強みやスキルを伝えそれが企業にとってどうプラスに働くと思われるのかを考えておけば安心です。
他にもいくつか質問事項はあるので、ネットなどで調べて吟味しておけば本番で慌ててしまう事態は避けられます。
ロールプレイングで面接力を上げるための注意点
面接に向けたロールプレイングをできる限り行うことで、本番でも通用する面接力が養えるでしょう。
そこでより面接力を高めるためにはどのような点に注意を払えばよいのかを解説していきます。
馴れ合いはNG
ロールプレイングを行うメンバーがどのような構成なのかによって効果が変わっていきます。
もちろん友人同士で行なっても良いのですが、行う以上は面接官役・応募者役にそれぞれ成り切って演じることが大切です。
私情を挟んでしまうのはNGでしょう。
馴れ合いな態度で適当にごまかしてしまっては何のためのロールプレイングだかわからなくなります。
けじめをつけてそれぞれに役柄を演じてください。
過度の緊張はNG
面接の本番は緊張するのも当然です。それに適度な緊張感を持って臨んだほうが真剣に向き合って良い結果になりやすいでしょう。
ところが極端に緊張しすぎてしまうと思わぬ失敗を招きやすくなります。
せっかくロールプレイングで十分な練習を重ねたとしても、精神的に安定していなければ頭の中が真っ白になってしまうかもしれません。
面接は危険な場所でも怖い場所でもないのだと言い聞かせて、本番では開き直るくらいの気持ちでいたほうがすんなりと終わるものです。
よくあるセリフで面接官になりきってみよう
面接本番で緊張して失敗しないための工夫として、逆に自分が面接官になったことを想定して質問事項を言い聞かせてみる方法があります。
先述にもあるように志望動機・自己PR・自分の強みなどは必ず聞かれる項目です。
これらに関連性のある質問の定番なセリフを音読しながら回答するといった練習を何度も繰り返してみるとよいでしょう。
例えば「あなたの志望動機は何でしょうか」「私の志望動機は総務職での提案力を御社で生かせると思ったからです」と一人二役をこなします。
他にも「前職の退職はなぜですか」「お客さまの問題解決のため、より専門性を磨きたいと思いました」といった質問と回答もあります。
あるいは「キャリアプランはありますか」「海外を視野にしたWEBディレクターを目指します」など、自分の口調で言えるよう練習しましょう。
ものごとを自然と身につけるには何度も積み重ねた刷り込み練習が最適です。
一見すると遠回りのような練習方法ですが実はいちばん短距離でマスターできる方法でもあります。
バットの素振りやサッカーのリフティングと一緒で、こればかりは理屈ではなく体で覚えていかないと自然な振る舞いはできないからです。
協力者が見つからなければ転職エージェントを活用!
面接のロールプレイングは仲間同士などの協力者を要する作業です。
自分の周囲に協力できる事物が存在するのであれば問題ありませんが、そうもいかない境遇や環境の人もいることでしょう。
ロールプレイングを行いたいが協力者が見当たらないとお悩みのようなら、ぜひ転職エージェントの活用をしてみてはいかがでしょうか?
どの転職エージェントでも必ず面接向けのロールプレイングを実施しているので登録者なら利用可能です。
まとめ
転職面接は場慣れすることが大切です。
もし複数の企業と面接をするのであれば、その企業に合わせた回答を自分なりに工夫してアレンジすることも覚えなくてはならないでしょう。
そのための練習台としてロールプレイングを何度も行なえれば理想的です。
せめて周囲の知り合いにお願いして1度でも実施すれば感触もつかめることでしょう。
本番さながらなロールプレイングを行なってみてください。
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緊張してしまう面接も事前の模擬面接で練習しておくことで自信をもって本番を迎えられるでしょう。
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面接後は合否を問わず面接内容のフィードバックを行います。
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また内定した場合でもフィードバックいたしますので自分がどこを評価されたのかが分かり、入社後のモチベーションにも繋がります。
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内定承諾書を提出する前に確認しておきたい雇用形態の調整を代わりに行います。
納得して仕事を始めていただけるように最後まで徹底サポートさせていただきます。