事務職にも様々な仕事がありますが、物流事務は未経験転職しやすい職種の一つです。
しかし書類選考を通過し面接に進まなければ、物流事務として採用されることはありません。
そこで今回は、採用担当者が納得し書類選考が通過できる、物流事務の志望動機の書き方について例文を交えて解説します。
Contents
魅力的な志望動機でアピールしよう
物流事務は未経験者でも転職しやすい仕事なので、応募が殺到することが予想されます。
まずは書類選考に通過して面接まで駒を進めるよう、履歴書を作成する必要があります。
そこでポイントとなるのが、志望動機の書き方です。人事担当者が志望動機に納得できれば、面接に呼ばれることが多いからです。
そのためにはどの職種にも対応するような、マニュアル通りの志望動機を書くのはマイナスに作用します。
人事担当者にとって魅力的な志望動機が書けるよう、物流事務や応募企業について調べることから始めることをおすすめします。
物流事務の志望動機の書き方
未経験である物流事務に応募して書類選考を通過するためには、人事担当者の印象に残る志望動機を書く必要があります。
そもそも人事担当者は志望動機を読むことで、入社への意欲と熱意があるかを見極め、面接するかどうかのふるいにかけています。
そのため人事担当者に、「会ってみたい」と思わせる内容にすることが必要です。
ここでは物流事務に応募する際の志望動機の書き方のポイントを2つ、紹介します。
まずは結論から書こう
物流事務に限らず、志望動機を書く際には文頭に結論を書くのがセオリーです。
なぜ物流事務の仕事に興味を持ったのか、応募した企業に入社したいと考えたのかを、文頭でしっかり伝えるのです。
それによってどの仕事や会社でもよかったわけではないと、アピールすることができます。
具体的な書き方については、例文として後述します。
自分の経験を盛り込もう
特に未経験者が物流事務に異業種転職しようと考えている際には、志望動機に必ず自分の経験を盛り込むのがポイントです。
物流事務の実務の経験はなくても、社会人経験を生かしてどのように会社に貢献できると考えているかを、アピールするのです。
その際には事務職に欠かせないPCスキルを伝えるより、職場で他の職種と協働するうえで欠かせない能力を書くのがおすすめです。
具体的なエピソードを添えてアピールし、入社後にどんなふうに働いてくれそうかを人事担当者に想像してもらいましょう。
その方が「本人に会ってみたい」と、印象に残りやすくなるはずです。
志望動機に書く内容
書類選考を通過するためには、志望動機に書くべき内容がしっかり盛り込まれている必要があります。
そうした基本を守らずに、人事担当者の印象に残ることはできません。
ここでは志望動機に書くべき3つの内容について、具体的に説明します。
業界を選んだ理由
未経験者の異業種転職の場合は特に、なぜ物流業界を選んだのか、その理由を明確に書く必要があります。
ネットショップを多用している、あるいは引っ越し経験が多いなど、物流業界に興味を持った理由は案外身近にあるものです。
その中かから、その業界で働いてみたいと思えるエピソードを見つけてアピールしましょう。
「物流は人々の生活を支える、なくてはならない業界だから」など、社会貢献につながることも理由の一つにあげられます。
自分が物流業界に対して感じているイメージや、魅力を感じる点を志望動機に盛り込みましょう。
企業を選んだ理由
書類選考に通過するためには、物流業界の中でもなぜその企業に応募したのかが明確であることが大事です。
志望動機の中では必ず、応募企業を選んだ理由をしっかり書きましょう。
過去に応募企業を利用した経験がある場合は、そのサービスに魅力を感じたことが理由になります。
またサービスの品質が常に保たれており、その一端を担いたいと感じたことが、志望動機になる人もいそうです。
同業他社ではなく、応募企業である理由について考え、それを文章にしましょう。
自分がやりたいこと・自分にできること
物流事務の仕事は初めてだとしても、応募企業に入社してやってみたいことやできることは、必ずあるはずです。
自分が持つスキルや過去の経験を生かして、入社後に何がしたいのかを、必ず志望動機に盛り込んでください。
入社後のビジョンが明確な応募者の方が、人事担当者にとっては魅力的です。
物流事務として即戦力にはなれなくても、組織で協働するうえで役立てるスキルはあるはずです。
自分の人となりを伝える意味でも、この要素は欠かさず書いてください。
志望動機に説得力を持たせるには?
人事担当者は、数々の新卒採用や中途採用を手掛けてきています。
そのため志望動機に説得力がない時点で、応募書類をすべて読むことなく、書類選考で落とすことも珍しくありません。
そうした事態を避けるためにも、しっかり業界研究や企業研究を行い、言葉に説得力をもたせましょう。
物流事務が担う仕事や責任、やりがいなどについて理解できていれば、そこで自分がどう役立ちたいかがイメージできるはずです。
また自分の経験に裏打ちされたエピソードは、応募者自身を伝えるうえで欠かせないポイントです。
転職マニュアルに書かれた文章を参考にするのはよいですが、自分らしさを伝える言葉に置き換えなければ説得力は生まれません。
応募企業が求める人物像と自分との共通点を探し、そこにつながるエピソードを探すよう心がけましょう。
業界研究をしっかりしよう
未経験者が物流事務を目指す場合は特に、業界研究をしっかりしてから志望動機を書く必要があります。
2020年のコロナウイルス感染拡大以降、物流業界にも大きな変化が起こっており、事務職にもその影響が及んでいるからです。
ここでは物流業界の研究をする際のポイントを2つ、紹介します。
物流業界の動向を知る
志望動機を作成するうえで、物流業界を目指す理由が含まれていない人は少なくありません。
物流事務として企業に応募するにしても、その業界について理解していなければ、説得力のある志望動機は書けないものです。
物流業界が現在置かれている状況や、サービスがどのように変化しているかを説明できる人は、しっかり業界研究したと判断されます。
未経験者であっても、業界への理解が深い人を採用したくなるのは、当然のことです。
物流業界の変革が激しい現代だからこそ、しっかり動向をリサーチすることをおすすめします。
物流業界の課題を理解する
ここ数年の物流業界を調べてみると、様々な話題でニュースになっていたことがわかります。
さらに2020年のコロナウイルス感染拡大以降、物流業界が提供するサービスの内容や求められるニーズも変化しています。
だからこそ生まれた課題もあり、そうしたリアルタイムは業界の状況を理解している時点で他の応募者と差をつけられます。
大手企業だけでなく、中小企業が抱えている課題などもあるので、業界研究の際にしっかり調べてみることをおすすめします。
アピールポイントをおさえよう
物流事務に異業種転職しようと考えている人でも、自己PR欄や面接でアピールできることは必ずあります。
そのスキルが入社後に役立つと判断されれば、内定に近づくのは周知の事実です。
ここでは物流事務でアピールしやすいスキルを2つ、紹介します。
パソコンスキル
物流事務の仕事にはパソコンスキルが欠かせませんが、これはデータ入力や商品管理の業務と直結するからです。
近年はECサイトで商品購入する人が増えており、在庫を自社ではなく物流会社に納入して発送を委託している企業も多いです。
物流事務は預かった商品を購入者に送るために、物流センターに商品を納入する手配を担うことも多く、パソコンで管理されます。
その際伝票や納品書、請求書の作成もパソコンで行うため、そのスキルがあることはアピールポイントになります。
コミュニケーション能力
物流事務は商品の配送について電話やメールを受けたり、商品の販売企業の担当者の来客応対を担うことも多いです。
さらに配送センターとのやりとりもあり、様々な年齢の人とのコミュニケーション能力があることがアドバンテージになります。
また物流には多くの人が関わっているため、先の工程の担当者がスムーズに業務遂行できる気配りができると評価があがります。
コミュニケーション能力があることで、業務の全容を理解できることは、入社後に役立つと判断されることも珍しくありません。
例文を参考にして自分らしい志望動機を書こう
転職経験がない女性の場合、書くべき内容はわかっても、それを文章としてどうまとめたらよいのか想像できない人もいそうです。
ここでは、未経験者と経験者それぞれの志望動機の例文を紹介します。
この例文を参考に、自分らしくカスタマイズして志望動機を作成してください。
未経験者が使える例文
私は離島の出身なので、子どもの頃から輸送サービスのありがたみを感じて育ちました。
2020年の緊急事態宣言を受けて、私自身もECサイトを利用する機会が増え、物流業界で働く皆さまのがんばりに感銘を受けました。
さらに荷物の受け取りの際、御社の配送スタッフの方の気配りを感じて、そうした方々を支えたいと考えるようになりました。
物流事務の職務経験はありませんが、接客業で身につけたコミュニケーション能力を生かし、職場の方々と協働できると考えます。
入社させていただいた暁には周囲の方に素直に教えを乞いながら、より質の高いサービスを提供できるよう、努力する所存です。
経験者が使える例文
私はかつて大手物流企業で、事務を担当していました。しかしAIの導入に伴い、サービスが画一化された印象を受けています。
私は物流業界とはモノを運ぶだけでなく、送る人・送られる人の思いも届けているものと考えています。
御社は地域密着型の物流会社であり、温かみのあるサービスに定評があるところに惹かれました。
御社に入社し多彩には顧客満足度の高いサービスを提供するため、得意のパソコンスキルを生かし正確な事務処理を実践する所存です。
NG例文も確認しておこう
志望動機の中には一読しただけで、書類選考を落とされるものが少なくありません。
無意識にそうした志望動機を書くことがないように、NG例文に目を通しておくことも大切です。
ここでは志望動機としてはNGの例文を2つ、紹介します。
応募企業を志望する理由がないNG例文
私は北海道胆振東部地震が起こり停電になったとき、自宅に電池の買い置きがなくて難儀した経験があります。
電気が復旧した後も近所のスーパーやドラッグストアでは電池が品薄になっており、道外の伯父が見かねて送ってくれました。
通電するのが遅かった地域で暮らしていたので、災害直後でも商品を届けてくれた物流会社に好感を持ったのが志望理由です。
パソコンが得意なので、それを物流事務の仕事に役立てたいと考えています。
自己アピールができていないNG例文
2020年4月に緊急事態宣言が出された頃から、スーパーではなくECサイトで商品を購入する習慣がつきました。
そのサービスはとても便利なものですが、配送スタッフの方は業務量が増え、感染リスクもゼロではありません。
この状況下でも笑顔で配送してくださるスタッフの方々を目の当たりにして、自分も事務としてそれを支えたいと思い志望しました。
悩んだときは転職エージェントへの相談がおすすめ
これまで物流に限らず、事務職全般の経験がないことで、応募に二の足を踏んでいる女性もいそうです。
また物流業界は忙しそうと、イメージだけで実際がわかない女性も少なくないと考えられます。
もし物流事務を目指すべきか否かを悩んでいるなら、まず転職エージェントに登録し、相談してみることをおすすめします。
担当のキャリアアドバイザーのカウンセリングを受けることで、自己分析やキャリアの棚卸しをスムーズに進めることができます。
また自分では気づかない長所や短所、志向性を理解したうえで、マッチする求人を紹介してもらえる強みがあります。
転職エージェントは求人先企業との関係が深く、職場の雰囲気や実務内容を理解したうえで、応募を進めてくれます。
さらに応募書類の添削や面接練習も行ってくれるなど、サポート体制も万全です。
物流業界に精通しているキャリアアドバイザーもいるので、アドバイスをもらいながら転職活動を進めるとよいでしょう。
まとめ
今回は採用担当者が納得し書類選考を通過できる、物流事務の志望動機の書き方について例文を交えて解説しました。
物流事務の仕事は多岐にわたりますが、未経験者でも転職しやすく、誰でも目指すことができます。
物流業界は変化することはあっても、生活に密着したなくなることのない業界ですので、将来も安泰です。
長く続けられる事務職に就きたい女性にこそ、物流事務がおすすめです。
転職エージェントを活用しながら、物流事務として満足のいく転職を実現しましょう。
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