ストリップはステージの上で、セクシーに徐々にヌードになるダンスのこと。日本とアメリカでは大分仕事内容の差があります。
今回は日本のストリップの給料相場や仕事内容についてご紹介します!その他必要なスキルや稼ぐコツ、注意点などもまとめました。
全盛期と比べるとかなり衰退してしまったストリップ産業ですが、2020年現在も行われている場所はあります。それでは詳しく見て行きましょう。
Contents
ストリップの給料相場
最初はストリップの給料相場から見て行きましょう。ストリップの給料は自分自身のスキル・知名度によって変動があります。
また給料は月収ではありません。「公演数」によって給料が決まることが多く、数をこなすほど給料は高くなります。
10日間の公演に出演すると、大体社会人の初任給程度の給料(20万程度)が相場です。そこから交通費・レッスン代等を自腹で支払う場合も。
ストリッパーの給料はかなり薄給であると考えた方が良いでしょう。
ストリップの仕事内容
次はストリップの仕事内容について見て行きましょう。また併せて報酬形態等についても詳細を詳しく説明します。
昔のストリップの仕事は「本番行為」など過激なショーもありましたが、現在は「魅せる」ショーへとシフト。過激なショーを強要される心配はありません。
ストリップの仕事内容
女性が1人でステージに立ち、ダンスを披露するのが基本です。
風俗店ではありますが、ショーの時間設定はさながら舞台。第1公演14:00~16:00、第2公演17:00~19:00など分けられており、1日大体4~5公演行います。
出演する女性が決められた時間内で自身の芸を披露していく流れです。
ショーの流れはストリップ劇場により変わり、2人ごとに小休憩が差し込まれその間に写真撮影ができるなど場所により差があります。
脱ぐだけのお仕事と感じるかもしれませんが、ストリップは踊り子さんひとりひとりが個性溢れる魅力的な表現をする世界です。
ストリップの報酬形態
ストリップの報酬形態は、公演ごとのお給料の他にお客さんからのチップがもらえます。
ステージ中に貰うのではなく、「チップタイム」が設けられている場合がほとんどです。
昔は万札が飛び交っていましたが、現在は千円札が主流。少額になった代わりに、大体の人がチップを受け取れるでしょう。
中には、千円札を指輪型に折るなど粋な渡し方をするお客さんもいます。
ストリップの勤務条件
人気のストリッパーは元AV女優など芸能事務所に所属している場合ありますが、基本的には初心者でも働ける場所がほとんどです。
しかし無名の女性が働くには、かなりの努力が必要になるでしょう。
プロ並みにダンスを磨く・自分自身を磨くなど、自分のアピールポイントを明確にする必要があります。
ストリップは本番あり?稼ぐコツ・注意点
次はストリップの本番の有無・稼ぐコツ・注意点を見て行きましょう。
現在の日本ではストリップの本番行為を強制される心配はありません。
しかしある程度の過激なプレイは必要となるなど、稼ぐには並大抵ならない努力が必要となります。
それではひとつひとつ詳しく見て行きましょう。
ストリップの本番は現在無し
ストリップの本番行為は、現在はありません。
ストリップが栄えていた頃は、お客さん同士がじゃんけん等で勝負をして、勝ち残ったお客さんがストリッパーと本番行為に及んでいました。
法律的な問題から本番行為こそありませんが、性器の露出等はあります。
ストリップで稼ぐコツ
ストリップで稼ぐためには、地道に知名度を上げる必要があるでしょう。
またお金目的のダンスではなく、自分をよく魅せ、お客さんのニーズに合ったダンスをするのが大切。
演目等はストリップ劇場の方が一緒に決めてくれる場合が多いので、安心しても大丈夫です。
自分自身を磨くために、積極的にレッスンをしてスキルを磨く必要があります。
周りに劣らないショーをするために、同業者のワザを目で見て自分の演技に取り入れましょう。
ストリップの注意点
ストリップでは、芸術性が求められます。スキルが一向に磨かれなければ、客離れをしてしまうでしょう。
またストリップ劇場自体が廃れているのが現状です。ストリップ産業を盛り上げるためにも、ワザを磨くのが最重要といえます。
お客さんが満足するような、集客ができるストリップでなければ劇場自体が潰れてしまうかもしれません。
ストリップに必要なスキル
ストリップに必要なスキルについてご紹介します。ストリップをするに辺り、特別なスキル・資格は必要ありません。
- 公演を乗り切る体力
- 技術を磨く・続ける努力
- 強いメンタル
が必要となるでしょう。ひとつひとつ見て行きましょう。
公演を乗り切る体力
ストリップ劇場は公演数でお給料が決まります。当たり前ですが10日公演の場合は10日間休日がありません。
ほとんどの公演は10日間程度の時間を取りますので、10日間働くか、10日間休むかになってしまう場合がほとんど。
公演の間にスケジュールに穴を開けると、給料から天引きされてしまいます。その他レッスンや移動等もありますので、絶対に体力が必要になるでしょう。
技術を磨く・続ける努力
また続ける努力も必要です。
公演には体力が必要不可欠で、最初はかなりしんどい思いをするかもしれません。しかし健気に続けると知名度は確実にあがります。
技術を磨けば磨くほど、ストリップを続けるほど努力は実るでしょう。
強いメンタル
メンタルも必要不可欠です。縦社会で、どちらかと言えば体育会系のような職場になります。
楽屋等も個室である場合が少ないので、先輩達と一緒に過ごす場合がほとんどです。
女社会でストイックな場所ではありますが、新人へ芸のアドバイスをしてくれる先輩ストリッパーが多いでしょう。
ベテランの女性ストリッパーがいると、何かと現場が上手に回ります。自分の好きなストリッパーが在籍する劇場に入れるのが1番理想的です。
ストリップの歴史
ストリップの歴史は古いですが、日本に持ち込まれたのはここ100年程度の話です。2017年に70年を迎えました。
ストリップが持ち込まれたのは、東京の新宿「帝都座」。この「帝都座」を起点に、あちらこちらにストリップ劇場が設立されます。
当初はストリップではなく、半裸の女性が額縁の中に居座るだけ、しかもその時間は1分にも満たない程度の簡単な物でした。
徐々にダンス等も取り入れられ、前座としてコント等も持ち込まれ人気だったストリップ劇場ですが、過激なショーが目に付いてから数は激減。
本番行為をするまな板ショー・獣姦等がはびこり、無法地帯となったのが影響で多くの劇場が警察に摘発されてしまいます。
2020年現在はストリップ劇場の数が少なくなりましたが、その代わりにストリッパー達の技術・芸術性は高いです。
ストリップの世界は厳しい
ストリップの仕事内容や必要スキルについてご紹介してきました。ストリップ劇場はかなり数が少なく、今も衰退しています。
お給料も決して良いとはいえませんが、誇りを持ってショーを披露している女性が多いです。
現在は本番行為等を行うストリップ劇場はなく、ストリッパー・観客が供に楽しめる舞台になっています。
女性縦社会でかなり厳しい世界ではありますが、入ってみるとやりがいを感じる仕事でしょう。
他の人とは違う仕事をしたいと感じる方におすすめで、新しい自分を見つけたい方・いちから何かを始めたい方にうってつけです。