面接の流れは訪問、入室、志望動機などに関する質問の後、逆質問を求められ終了、退室です。
事前準備は遅刻対策や想定質問に答えられるようにする対策、持ち物・身だしなみチェックなどたくさんあります。
転職成功するための最後の壁をクリアするために転職エージェントを利用しながら面接対策を進めていきましょう。
Contents
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転職面接の流れを解説
転職の際に行われる面接は主に下記のような流れで行われます。
1)訪問、入室
2)質問:志望動機、転職理由
3)質問:希望する待遇、条件
4)質問:入社後のイメージ、将来のビジョン
5)質問:逆質問
6)面接終了、退室
入室~退室までが本番ですが、実際には応募先企業のビル内に入ってから外に出るまでをチェックされています。
転職面接の流れ「訪問から入室」
転職面接で絶対に守らないといけないのが約束の時間を守ることです。
遅くても5分前までには到着するようにしましょう。
入室後の立ち居振る舞いから面接官はチェックしていますので、面接前に入室までのイメージトレーニングが必要です。
遅くても「5分前」には訪問しよう
大原則として遅刻は絶対NGです。「遅すぎず早すぎず」を基本に訪問しましょう。
デッドラインは5分前まで、ベストは10分前までです。
10分以上前に訪問してしまうと対応してくれる採用担当者の手間をかけさせてしまうかもしれません。
面接が始まるまでに控室を案内されることもありますのでリラックスして静かに待ちましょう。
入室する時は「ノック3回」
面接官から入室を促す声かけを確認したら、いよいよ本番です。
1)面接官が待つ部屋へ向かう
2)入室時にゆっくりと3回ノック
3)入室を許可されたら「失礼します」と声かけをしてドアを開け一礼して入室
4)入室後ドアの方を向き静かに閉める。後ろ手で閉めるのはNG
5)明るい声ではきはきと聞こえるように挨拶
6)面接官に着席を促されてから着席
持参したビジネス用バッグなど荷物は椅子の横に置きます。
メモを取りながらやり取りする場合は「メモを取りながらでもよろしいでしょうか?」と一言前置きすると丁寧です。
転職面接の流れ「自己紹介と現職について」
面接の第1問目は自己紹介がほとんどです。
企業が自分を採用するメリットを明確に提案してもっと話を聞いてみたいと思わせる流れを作れるかどうかが勝負です。
自己紹介と現職についての回答例
転職の際の面接で問われる第1問目は自己紹介です。
<自己紹介の回答例>
私は○○○○と申します。
前職では○○書店の文庫コーナー販売員として入荷から店内陳列まで幅広く担当しておりました。
前職では店舗内レイアウトに力を入れており、特にPOP作成にこだわっていました。
私が作成したPOPがSNSで10万回シェアされ前年比130%の売り上げを達成したこともございます。
今後は書店に限らず幅広い業種の店舗レイアウトに挑戦したいと考えています。
そのため店舗内装・外装デザイン専門の開業支援コンサルティングを行う御社を志望いたしました。
本日は何卒よろしくお願いいたします。
ポイントは名前をはっきりと伝えることと職務経歴の中でも応募先企業で活かせる経験を簡潔に伝えること。
時間の目安は30秒から1分程度です。
よく聞かれる質問は?
面接の第1問目である自己紹介にはいくつかバリエ―ションがあります。
また、関連質問として職務経歴とあわせて説明を求められることも多いです。
- 自己紹介をしてください。
- 自己紹介をお願いします。
- 自己紹介とこれまでの経歴を教えてください。
- 経歴と自己PRをお願いします。
- これまでどのような仕事に携わってきましたか?
- 職務経歴について教えてください。 など
現職で担当している業務や以前担当していた業務、業績は特にアピールしたいトピックです。
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転職面接の流れ「志望動機や転職理由」
転職面接で志望動機・転職理由を聞かれないことはあり得ません。
退職してまでこの会社を志望する理由として筋が通っていて具体的にイメージしやすい説明がベストです。
もしネガティブな理由がきっかけであればポジティブに変換して伝えましょう。
志望動機はなぜその企業なのか伝えよう
面接官・採用担当者が志望動機を聞く意図はおおよそ次の2つです。
- この会社で長く働いてくれる人か
- この会社でも同じ理由で辞めることはないか
通常、面接官は現職・前職では達成できないことがあるから転職するものと考えています。
「確かにその理由ならこの会社に来ないと」と納得できる理由であれば正直に答えて問題ありません。
応募先企業の考え方に媚びすぎたり取り繕ったりしてしまうと不自然な印象になることもあるので注意が必要です。
転職理由はポジティブな内容で伝えよう
転職理由を答える際に前職に対する「言える不満」と「言わない方がいい不満」を仕分けしておくことがポイントです。
その上で言える不満はポジティブな内容に変換して伝えましょう。
中にはネガティブな理由なので言いにくい場合もありますが、メリットとデメリットは表裏一体です。
ネガティブな理由でもポジティブな理由に変換して伝えることは必ずできます。
<具体例1>残業時間が多い
→時間が欲しい
→空いた時間をスキルアップの時間に充てたい、ワークライフバランスを重視した働き方にシフトしたい
<具体例2>給料が少ない
→お金が欲しい
→資格取得費用に充てたい、キャリアアップのために留学したい
<具体例3>人間関係のストレス
→相性の良い人がいる職場で仕事をしたい
→新しい人脈を広げたい
ポジティブな内容に変換できたら論理的に構成し直し、具体例なども盛り込みながらわかりやすく整えてみましょう。
よく聞かれる質問は?
志望動機・転職理由は下記のような聞き方がよくある問われ方です。
- 当社を志望した理由は何ですか?
- なぜこの会社を志望したのですか?
- 退職した理由は何ですか?
- なぜ前職を退職しようと思ったのですか?
- 前職をやめようと思ったきっかけは何ですか?
志望動機は自己紹介の際に簡単に伝えていますが、より深掘りして興味を持ってもらえるようにしましょう。
転職面接の流れ「待遇面や入社後について」
待遇面、入社後に関する質問は入社に対する熱意がどの程度のものか図る意図があります。
答え方は難しいものですが、ポイントを押さえてしっかり答えられれば好印象を与えることができます。
待遇面などの条件の確認
転職面接で答え方に最も注意が必要になるのが待遇に関する質問です。
- 給与
- 勤務先
- 勤務時間、残業時間
- 休暇 など
質問意図は希望条件とのすり合わせが主でおおよその説明を受け、その条件で問題ないかどうかを問われます。
ただし、もう1つの質問意図として入社に対する志望度を推し量る目的もありますので答え方には注意が必要です。
答え方のポイントは入社を前提とした答えを返すこととポジティブな印象を意識することです。
入社後に自分がどう活躍できるか意欲を伝えよう
入社した後についての質問も面接では頻出です。主な質問意図として下記が考えられます。
- 入社意欲がどの程度なのか
- 入社後をどれだけ具体的にイメージできているか
- この会社でどのようにキャリアアップしていきたいのか
- この会社にどのように貢献できると考えているのか など
基本的には応募先企業に転職してどのようなことをやりたいのか、についての質問です。
希望している部署や目標、キャリアアップイメージなどを軸に回答していきましょう。
よく聞かれる質問は?
待遇面や入社後についての質問は下記のような問われ方が一般的です。
- この会社でどのような仕事をしたいですか?
- 特に希望している部署はありますか?
- 給与、年収はどの程度を見込んでいますか?
- 転職後は仕事に何を求めますか?
- 残業時間はおよそ○○時間程度ですが大丈夫ですか?
- これまでの職務経歴をどのような仕事に活かしていきたいですか?
- どのような仕事で貢献していきたいですか?また、どのような仕事で貢献できると考えていますか?
- この会社でどのようにスキルアップしていきたいですか?
待遇に関する質問・希望は自分から提示しないようにしましょう。
転職面接の流れ「逆質問~面接終了」
面接の最後の質問は「何か質問はありますか?」と逆質問をされるケースがほとんどです。
質問内容は基本的に企業研究や業界研究を行う中で疑問に思ったことをぶつけてOKです。
ただし、給与や残業の程度など待遇に関する質問ばかりになる場合と「特にない」という答えは避けましょう。
自分が入社した後のことに関する質問であれば入社を前提とした上で面接を受けているアピールになります。
- 入社後に配属される部署について、人数・年齢層・キャリア・評価基準
- 応募先企業で評価されている人とその理由
- 現時点で想定される入社後の担当業務
- 面接の際に感じた自分の長所と課題、アドバイス
- 希望部署の同僚、上司、雰囲気について
- 企業としての今後のビジョン
- 業界動向に対する企業としての考え、方向性
特に企業全体としてどのように考えているかはメモを取りながら受け答えさせてもらいたいところです。
もし、内定をもらえなかったとしても業界の人による貴重な回答として業界研究に役立ちます。
転職面接時のマナー
転職面接時のマナーは様々なものがありますがポイントは3つに絞ることができます。
- 笑顔を崩さず明るくはっきりとした発音で
- 基本姿勢は背筋を伸ばして利き手を反対側の手で押さえる
- 開始と終わりのタイミングで時間を取ってくれたことに対する感謝を必ず述べる
細かい所作や言葉選び、目線については直そうと思ってもいきなりは直りません。
第三者の客観的なチェックをもらいながら1つずつ徐々に練習していきましょう。
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転職面接前にチェックしたいこと
転職面接前、特に前日に確認しておきたいのが忘れ物・遅刻を防ぐための基本の対策です。
特に注目すべきポイントは面接会場・面接時間・持ち物・身だしなみの4つです。
面接会場と面接時間は再確認しよう
事前準備として必ず再確認しておきたいのが面接会場と面接時間です。
可能であれば面接の約束時間5~10分前に到着するよう事前の会場視察をしておきましょう。
また、特に注意が必要なのが面接会場の住所と似ている地名がある場合です。
例えば、東京都青海と青梅、東京都新宿区と千葉市中央区新宿など首都圏内だけでも間違いやすい地名は多々あります。
企業ホームページから住所をコピーペーストしてナビゲーションアプリに事前登録しておくと確実です。
ただしナビゲーションアプリの場合、最新情報が反映されていない可能性があります。
道路工事中の場所によるルート変更や電車のダイヤ変更などがないか確認しておくと安心です。
荷物は前日に準備しておこう
面接当日の荷物は前日までにリストアップし準備を済ませておきましょう。
- 履歴書、職務経歴書
- スケジュール帳、メモ帳、筆記用具
- スマートフォン
- 腕時計
- 財布、現金、キャッシュレス決済ツール
- 身分証明書
- マスク、ハンカチ、ティッシュ
- 予備のストッキング、タイツ
当日は緊張で心を落ち着けるまでに時間がかかることもあります。
用意していたにもかかわらず当日忘れてしまったという事例も珍しくありません。
忘れ物がないように必要な荷物は前日までに用意しておきましょう。
清潔感のある身だしなみを意識しよう
清潔感のある身だしなみが重要な理由は社会人としてのマナーに加えて面接官に好印象を与えるためです。
<服>
- 黒、ネイビー系、グレー系がベター
- インナーは新卒のような印象にならないよう派手過ぎない色味のブラウスでもOK
- しわがないよう前日にアイロンをかけておく
<バッグ>
- A4サイズの書類が入るビジネスバッグがおすすめ
- 汚れや使い古した印象がないか事前にチェック
<靴>
- かかと、つま先の露出がなく黒系などスーツとマッチしている色がベター
- ヒール部分のすり減りは足元に気を使っていない印象になってしまうため注意が必要
- 前日までに汚れを落としておく
<時計>
- 「あと〇分か」がわかりやすいアナログ盤で文字盤やベルト部分は装飾の無いシンプルなものがおすすめ
<アクセサリー>
- 結婚指輪、シンプルなワンポイントのネックレス・ピアスであればOK
<メイク・ネイル>
- 肌色に近いナチュラルな印象を意識
<ヘアスタイル>
- 黒か明るすぎないブラウンがベター
- 額と耳が見えているとアクティブな印象になります。
<マスク>
- 白の不織布マスクがベター
同じ質問に対し同じ回答をしたとしても第1印象の違いで相手の捉え方が大きく変わる可能性があります。
転職の悩みは転職エージェントに相談しよう
流れや回答方法など面接のことをはじめ、転職に関する悩みは転職エージェントに相談してみましょう。
面接は想定質問に答えるだけでなく入社に対する期待感・意欲など感情まで伝えられるとベストです。
そのため面接の流れ、受け答えは事前にどれだけ練習できるかが重要になります。
素晴らしい回答だったとしても不自然な印象だと「本心から答えているのか?」と思われてしまうからです。
転職エージェントのサポート内容には当然面接対策も含まれています。
客観的に長所・課題点・アドバイスを提案し、ポイントを押さえた面接対策をお手伝いできます。
まとめ
面接は内定をもらうための最後のハードルです。
転職活動の中でも集大成であり採用担当者に直接アピールできる数少ないチャンスでもあります。
これまでの努力を発揮できるよう、できることは「1つずつ」「確実に」「すべて」実行していきましょう。
転職成功への近道は自分にあった転職サイトを見つけること!
転職サイトはそれぞれ特徴や強みが異なります。
そのため、転職成功には自分の目的や希望職種にあった転職サイトを見つけなければなりません。
- 種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない
- 自分にあった転職サイトはどうやって見つければいいの?
こんな悩みをお持ちではないですか?
以下に転職サイトの選び方と比較を紹介します。
是非参考にしてみてください!
転職サイトの選び方
転職サイトは以下のような進め方で選ぶと最適なものを選ぶことができます。
- 「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
- 転職目的や職種など希望から選ぶ
これらをより詳しく見ていきましょう。
「エージェント型」と「サイト(求人広告)型」を使い分ける
転職サイトは大きく分けて2種類存在します。
- エージェント型:担当のキャリアアドバイザーがついて転職活動のサポートをしてくれる
- サイト(求人広告)型:求人広告が掲載されており、自身で転職活動を進める
それぞれメリット・デメリットはありますが、転職の成功率を上げるのであれば使い分けが重要です。
各サイトで扱っている求人も異なりますので少し面倒かと思っても満足のいく転職をするために使用してみてください。
転職目的や職種など希望から選ぶ
すでに転職の目的が定まっている人もいることでしょう。
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